標準化２３

今日から小麦などを中心に価格が上がる。
円安と不作が影響。
油やマヨネーズの値段も上がるそうです。

原油価格も上がっているので、ガソリン代も上がって行くことでしょう。

ある意味、インフレ。
ただ、給与は上がりにくい。
そのため、菅さんが経済界に上げて欲しいと言っていましたが、
標準化の流れと、
消費税増税に伴う売上の減少を見越して、
企業は内部留保を増やしたり、
金利上昇に備えて、債務の繰り上げ返済を考えるようになるはず。

賃金は、市場のルールで決まるので、
食が足りない現在においては、
買い手市場なので、給料を上げる必要がないからです。

物の値段が上がるかどうか、
生活が苦しくなるかどうかは、
給与の決定に対して影響しない。

社会主義国家の統制経済なら別でしょうが、
市場経済であれば、政府関係者が何を言おうが、
価格は、需要と供給により決まる。

そして、仕事が海外に流出している現在、
労働者が余っているので価格が上がりにくい。

労働組合は、今後、弱体化して行くと思います。
すでに、弱体化の兆しは見えています。

若い世代を中心に、組合活動に参加して頑張ろうという意欲は減退している。
出ろと言われたから、集まりに参加しないといけない。嫌だな。
デモの要請がかかっているけど、休めないかな。

若い世代にとっては、安定した生活が重要。
会社が潰れたり、海外に工場を移転して、リストラされるのは困る
というのが本音。

組合側も、賃金の値上げよりも雇用の確保を重視しています。
最近のベースアップがほとんどないのは、この表れ。

ただ、こういう仕事が不足し、労働者が溢れているのは、世界的な現象です。
今まで、工場などを作るのは、無理だと思っていた国々が安定し、経済発展をとげているため。

では、こういう状況で生き抜くには、どうしたら良いか。
これが、標準化している状況かにおいて、大切なことです。