うちも3姉妹(旧30オンナの子育て)

2005年4月にブログ開設、ヤプログ閉鎖でこちらにお引越ししてきました。

瑛人の納骨

2006-01-14 21:48:05 | 瑛人の思い出
今日は瑛人の月命日。ちょうど一ヶ月たちました。
偶然にも瑛人のひいおじいちゃんの百か日でもあり、そのおじいちゃんの母親の命日でもあります。

ひいおじいちゃんの納骨をするため、法要が行われ、皆でお墓に向かいました。
その時、瑛人も一緒に納めさせてもらいました。
と言っても瑛人は6ヶ月になる手前で亡くなったので、まだ骨が軟骨状態だったらしく、お骨は残らなかったので、棺代わりの箱の灰と、いただいたへその緒の一部を納めることにしました。

夫と二人でお墓に瑛人を納めたことで、親としてやってあげるべき仕事が一区切りついた気がします。

それにしても瑛人は、本当にいい日を選んで逝きました。
毎月14日は主人の曾祖母の命日で、お坊さんがお参りに来てくれる日です。
曾祖母の50回忌までお参りを続けていただくのですが、その50回忌目は偶然にも瑛人の17回忌に当たります。
本来なら、お葬式もあげられない胎児のために十数年も毎月お参りしていただくことなどあり得ないのですが、曾祖母にちゃっかりあやかって、一緒に手を合わせることができます。
きっと、ちゃっかりしていて要領の良いママに似たのね

そしてひとつ新しいことを聞きました。
過去に5回ほど流産を経験している叔母様が、
さん、赤ちゃんのへその緒はあんたが行くとき一緒に持って行かなあかんよ」
とおっしゃいました。
「はい。持ってます。ほら」
と、これからお墓に持っていこうとしている包みを見せると
「だからね、残りのへその緒は、あんたが行くとき忘れんと持って行かなあかんねんよ。本人いてへんねんから。」
(何言うてんの?この叔母さん・・・)
そこでピンときた夫が
「ああ、わかった。が死ぬとき一緒にお棺に入れて逝けってことですよね」


・・・「行く」んじゃなくて「逝く」とおっしゃってたのね。日本語って難しい。紙に書いてくれたらすぐわかったのに。

それにしても亡くなった子のへその緒を母親が持って逝くというのは初めて知った。いいこと聞きました。さん、ありがとうございます。夫に
「忘れんと入れてやー」と言ったら
に言っとけ」と言われました。
そうね、私より5歳年上の夫が私より長生きしてくれるかわかんないもんね。男女の平均寿命から考えると10年は私が長生きしてもおかしくない

に忘れずにしっかり頼んでおかなきゃ。


毎月1回17年間お参りしたらさて何回?クリックは1回でいいよ

人気ブログランキング


旦那ちゃまのブログもごらんください




誕生死

2006-01-13 21:34:30 | 瑛人の思い出
今日、次女を連れて、近所の子育てサークルに行って来ました。
11月末に安静になってからずっとお休みしていたので、久しぶりです。
を久しぶりにお友達と遊ばせてやりたい気持ち半分、瑛人を死産したことを話さなければならない憂鬱半分で、聞かれなくてもわかるようにわざとスリムなジーンズで、ぺしゃんこのお腹を強調する服装を選んで行きました。

しかし、会う人会う人
「もう大丈夫?」「あれ・・・?」となるので
「赤ちゃん、あかんかってん・・・」
と答えるのがやっとでした。それ以上口を開くと涙声になってしまうので

そして夕方、そのサークルの中でも比較的仲良しでよくお話するお友達が突然をくれました。
「6時前にちょっと行ってもいい?渡したいものがあって」

なんだろう・・・?と待っていると
「実はなあ、サークルの中では誰も知らんねんけど、私も死産したことあんねん。ずっとひきずってた時に、友達にこの本教えてもらってん。も読んでみて」
渡された本は『誕生死』(三省堂)という本でした。

さんは今3人のお子さんがいるママで、3人目の前に男の子を死産し、その後また男の子が帰ってきてくれたそうです。
サークルの場では他人の悲しい話なんか、泣きながらされても場がしらけると思って話せなかったけど、同じ痛みを経験したはお互いの経験を誰にも遠慮なく泣きながら寒空の下語り合ったのでした。

そしてさっそくお借りした『誕生死』を読んでみました。

その本とは、流産・死産・新生児死で子を亡くした親たちの体験談が綴られたものでした。
どの人もそれぞれ辛い経験をし、そして今なお乗り越えられず苦しみつつも、亡くなった子が、短い時間でも自分を親として選んでやってきてくれたことの意味を見出そうと、必死で生きてるのが感じられ、涙と鼻水でぐしょぐしょになりながら読みました。

はっ明日は瑛人の月命日であり、ひいおじいちゃんの百か日であり、二人の納骨の日なので親戚が集まるんだった。
これ以上泣きはらしてぶさいくになったらあかん!と途中で本を閉じ、ブログを書いて心を落ち着けてます。

いい本を教えてくれたさん、ありがとう。
死産した時もここで皆さんに励ましてもらったり、気持ちに寄り添ってくれる友達に恵まれているは本当に幸せ者です。どうもありがとう


最近ちょっとランク落ち気味あなたの一票が私を救う(なんのこっちゃ)
人気ブログランキング


旦那ちゃまのブログもごらんください




悲しみ第二章

2006-01-10 21:57:28 | 瑛人の思い出
新学期が始まりましたね。我が家の長女も元気に登園しました
2学期は私の安静や入院で家庭内がドタバタだったので、幼稚園も行きたがらず半べそでに乗り込むことも多かったみたいですが(おばあちゃん談)今日はママの方を振り返りもせず意気揚々と登園していきました。頼もしいぞ、おねえちゃん

そのバス停でのお話。
親しいお友達ママには「赤ちゃんダメだったの」ってでお知らせ済みでしたが、違う学年のお友達ママたちはそんなことつゆしらず、
「あー久しぶりー。もう体調いいの?何ヶ月になった?」
と色々聞かれて、事実を伝えるのが辛かった・・・
こういう辛い話は本人の知らないうちに風の噂で広まっててくれた方が気が楽だなあと思いました。

あと最大の難関は参観日
妊娠5ヶ月も過ぎると妊婦であるのはバレバレだったので、ここでまたみんなに報告しないといけないんだなあと思うと気が重い
瑛人のこと話すとやっぱり涙が止まらなくなるんだなあ
そんなに親しくない人の前で涙を流したら、泣かれた方も辛くなるよね

そういや、手術で瑛人を取り出した日、産婦人科の先生が言ってたなあ・・・


「今、お母さんは本当に辛いと思う。でも退院後、普通の生活に戻ってからもまた、別の辛い日々が待ってる。小さい赤ちゃんや妊婦さんを見かけたり、周囲に『赤ちゃんどうしたの?』と聞かれたりした時、『何で私と赤ちゃんはあんな目にあわなくちゃならなかったの』と泣きたくなったり怒りたくなったりすると思う」と。

そして、

「そういう時は我慢せず、泣いて怒っていいんだよ。そういう感情を抑えると、不眠・食欲不振・どもり・うつ・自律神経失調症など引き起こすからね。ちょっとでも体調がおかしいと思ったら外来に来て相談してね」

と言っていただいた。
うつと4年以上も付き合っている身内がいる身としてはうつの怖さはよーくわかっているつもりだし、自分にはありえない!とも思っていたけれど、今回自分ではコントロールできない感情があるのを知ってからは、「絶対ありえない」とは言えない気がしてる。

ということで、吐き出せばストレスは緩和されるらしいので、ここで吐き出させてもらいました。
毎日顔をあわせてる旦那ちゃまにもまたいろいろいろいろ吐き出させてもらっちゃうかも
ごめんね、旦那ちゃま。でも感謝の心忘れてまへんで~


悲しみにくれてるホステスに励ましクリックお願いね人気ブログランキング


旦那ちゃまのブログもごらんください




水子供養

2006-01-07 23:31:33 | 瑛人の思い出
ドキッとするタイトルでごめんなさい。
ご存知のとおり、ひとつき前、お空に昇っていった愛息子・瑛人の供養をしてきました。

さて、どこで供養してもらおうか。夫がネットで調べてくれました。
すると、いろいろあるんですね。。。
お寺のHPって
HPってこんなブログと違って難しいんですよね、きっと。
坊さんをあなどるべからず

水子のたたりとかいう、聞いたことはあるが見たこともない、いかがわしい話についても、様々。
水子の心は純粋無垢であり、その美しい心の持ち主の水子精霊が、どうして恨みや妬みの気持ちがもてるのでしょう
とほっとするような話を載せているところもあれば、
たたりは三代先まで続きます。他の兄弟と同じように幸せになる権利があったはずなのに、と他の子供たちにもたたられます
と怖い記載もありました。

結局、HPの内容に関係なく、自宅から一番行きやすいお寺を選びました。

供養の仕方も様々で、本日お経をあげていただくだけでいいのか、
普通の法要と同じように、初七日から四十九日まで七回やってもらうのか。
お地蔵さんを建立するか、などなど。

そのお地蔵さんの群れ



我が家ではもう一箇所、ひいじいちゃんのゆかりのとある場所でも供養をお願いしているし、来週には我が家のお墓にひいじいちゃんと一緒に納骨するので、今回は本日のみの供養でお願いしました。お布施は5千円也

こういう神仏関係って、気持ち次第ですよね。。。
「これだけやったら成仏できるわね、一安心」っていう目安もないし。

もうひとつひっかかることが、とあるHPに
「水子と先祖は一緒に墓に入れてはいけない」
という記載があったこと。
えっ?そうするつもりなんですけど。。。
とゆうか、一緒の墓に入りたい。さて、どうするべ。。。

とうとう50番内に一瞬入ってました
今日も一押しお願いします
人気ブログランキング


旦那ちゃまのブログもごらんください



どんな一年でしたか?

2005-12-31 21:01:16 | 瑛人の思い出
みなさん、今年はいい年でしたか?悪い年でしたか?
私は・・・いい年だったと思います。
ネット上でたくさんのお友達ができ念願の三人目を授かることができ、そしてその子は待望の男の子だということがわかって、家族で大喜びしました ただひとつ、その子はお空に返さなければならない子だったということを除けば・・・

長女は幼稚園に入りおともだちがたくさんでき、ピアノも上手に弾けるようになりました
次女はジャンプが上手になり数字も言えるようになり、歌も歌えるようになりました
夫は妻の不在中、仕事と家事と育児とブログの代理投稿と(?)何役もこなして頑張ってくれました

私は生まれて初めて自分の命を危険にさらすという経験をし、そして自分の命と同様に大切なお腹の赤ちゃんを亡くすという悲しみを受け、命の尊さ・ありがたさを身をもって知りました。このことは一生忘れないし、子供たちにも教えていかなければと思っています。

最後の朝
ママのお腹にいた最後の朝 いっぱい泣いてごめんねお腹がいっぱい揺れて びっくりしたよねママの悲しみ 伝わっちゃったかな
でもね 悲しかったことだけじゃないんだよパパとママを選んで来てくれたこと すごく嬉しかったよみんなが待ち望んでいた男の子だってわかった時 笑いが止まらないほど嬉しかったんだよ
いつもパパとママの声 聞こえてた?あの朝、お腹のあなたにパパとママが子守唄歌ったの 聞こえてた?パパもいっぱい泣いてくれたよあなたを失うのが辛かったから
この悲しみは ずっと消えないと思うだから きっとまた パパとママのもとに 帰ってきてね待ってるからね

来年は、今年以上にいい年になりますように我が家にとっても、みなさんにとっても

旦那ちゃまのブログもごらんくださいなんかわかんないけどカウント増えてます。クリックよろしく
人気ブログランキング