ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

オペラ本番

2004年11月10日 | ゆきちゃんの日記
練習を重ねてきたオペラの本番がやってきました。 
1
1時から体育館でリハーサルが始まりました。 

今までヘンデルとグレーテルの役の2人だけが
一緒に練習をしていたのに、
今日はオールキャストでの練習です。(当たり前!笑) 

それが由紀子にはビックリだったようで、
周りで初めて見る人たちが歌ったり踊ったりするのに気をとられて
自分は歌うことができません。
 
次にどんな知らないことが起こるか解らないから、
気持ちはドキドキで、歌どころではなかったと思うんです。 

でも、動きはできていたので、
母は「それでもいいか!」と思う事にしました。 



そして、本番です。 

衣装を着けてきたキャストの皆さんを見て、
またビックリのゆきちゃんでした。 

でも、その衣装の美しさに
すっかりオペラの世界へ引き込まれていきました。 

1.2幕は観客席でみんなと鑑賞をしていましたが、
爪を噛むことも忘れてお話を楽しんでいるようでした。 

母は2階席から見ていましたが、
由紀子の興奮が伝わってくるような気がしました。 
 
そして、3幕目・・・
魔法使いに魔法をかけられた子どもたちは
舞台へ飛ばされていきました。
o(*^-^*)oニコ 

 
歌を歌うだろうか・・・? 

心配をしていたのですが、
舞台に上がった由紀子はちゃんと歌っていました。 

そして、楽しそうに笑顔いっぱいでステージで踊っていました。 


(エンディングです。) 

 

1時間30分・・・とても素敵で楽しい時間でした。 

由紀子にとってこの1ヶ月の練習と
この本番はすばらしい経験になりました。 

大好きなソプラノの歌声を体感し、
ステージでお友達と一緒に歌う楽しさも知りました。 

家に帰って家族に自分から
「オペラに出たんだよ!踊ったんだよ!」
と報告をするほど由紀子は感激をしていました。 

きっと、由紀子は今日の舞台をずっと忘れないと思います。 
 
ヘンゼルとの記念写真も撮っていただきました。 
プロの方だから顔を出してもいいですよね!! 


 
 

由紀子もオペラに出して欲しい!

そんなわがままを聞いてくださった先生方に
本当に感謝します。 
 

※この日の夕方、
県内のニュースでこのオペラの様子が放送されたのですが、
我が家は見逃してしまいました。ヽ(;TдT;)ノ あーう 

だれか、ビデオにとってませんか?
 
ダビングさせて~~~~!(願)


=END=
 
コメント
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