ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

個人面談

2005年04月18日 | ゆきちゃんの日記
今日は由紀子の学校へ個人面談に行ってきました。 

由紀子が通う養護学校には寄宿舎があって
長崎県内の各地からたくさんの子どもたちが
親元を離れて生活をしています。 

その為にこの学校では家庭訪問ではなく、
親が学校へ来て個人面談をする方法をとっているのだそうです。 
 

養護学校のシステムになれていない母は
まだ戸惑うことばかりです。 

地域の小学校に通っている時の由紀子は特別な存在でした。 

普通の子どもたちと一緒に活動するために、
行事ごとに先生方といろいろな話合いを重ねて
配慮をお願いしてきました。 


でも、養護学校に入ったら由紀子はもう特別な存在ではありません。 
 

今までは新学期になって教室が変わる度に
トイレに場所や特別教室を確認させるために
事前に由紀子を学校へ下見に連れて行きましたが

今年は先生がやってくれるのでその必要はありませんでした。 
 

担任の先生が代わる時には、
始業式の前に先生に由紀子の障害について
たくさん説明をさせていただきました。

でも今年は由紀子だけに
そんな時間を取っていただく理由が見つかりませんでした。 
 

今までは由紀子の学校での様子を伝えてくれた
回りの子どもたちももういません。

子どもたちに由紀子の障害について説明もいらないのです。 
 

母は何をすればいいのか、
何をしなくていいのか解らなくて・・・

不安でいっぱいなのです。
(ノ_・、) うるうる 
 

でも今日は面談です。
やっと担任の先生とゆっくり話をすることが来ました。 
 

学校での由紀子の様子ですが・・・

今のところ大きなパニックを起こすこともなく、
落ち着いて生活をしているようです。

しかも、なんとクラスのリーダー的な存在だといわれます。
(〃・o・〃)アングリ・・・・・ 

先生の手伝いなど一生懸命にやっているようです。 


いままで、みんなに助けてもらいながら
後からついていくことの多かった由紀子が・・・

何だかビックリしました。 


もしも、このままリーダーとしての
役目を続けることができたとしたら
由紀子の新しい成長が見られるかもしれないと
ちょっとうれしくなりました。 
 

クラスの中にまだ落ち着かない子どもさんがいて、
そちらに手がかかるために
由紀子はひとりでパズルをしたりする時間が多くて
申し訳ないと先生は言われましたが、
今は仕方がないと思っています。 

由紀子も学校に馴染むまでは
ゆっくりとした時間が必要かもしれません。 
 

でも、この由紀子の静かさに
母はちょっと不安も感じます。 

まだ、自分自身を出すことができずにいるのかもしれません。 

いつものことですが、
由紀子は新しい場面では一生懸命がんばって、
おりこうさんを演じますが、
慣れてくるとだんだん難しい一面を見せるようになります。 

先生にもそのことはお話して来ました。 

たぶん運動会の練習の頃から荒れ始めるかもしれません。 


みんなが落ち着いてから、
由紀子の番かもしれないということです。 
 

先生方と1時間余りお話しをしてきました。 

たくさんお話をしてきたのですが、
正直言ってまだ養護学校の流れがわからないままで
不安が残っています。 


これはもう、自分でゆっくりつかんでいくしかないようです。

=END=
コメント
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