台風一号

今日は朝からすっごく機嫌がわるい！(￣_￣|||)どよ～ん

こんな日はそっとしといた方がいい。
触らぬ神に祟りなし！・・・です。（笑）


食事の時間以外は、ずっと横になって毛布に包まって
横目でテレビを見ているゆきちゃん。(￢_￢)・・・・

思い出したように頭を叩いては、

「頭を叩いちゃだめなんだよ！　だ～め！！」(ー"ー )

自分で自分に突っ込んでる。（笑）


もともと休みの日は機嫌が悪いのですが、
今日は朝からひどいなぁ～と、思っていたら
お昼に天気予報で今年第一号の台風が発生したと言ってました。

今、ちょうどフィリピンの横あたり・・・

この位置に台風がいる時は決まって、由紀子の機嫌が悪くなります。

これか～！ヾ(￣＿￣*)そぉ～かぁ～。


そして、夕方・・・
ねーねーが家に帰ってきたのですが、開口一番

「頭が痛～い！」(#><#)

この２人は体質が似ているのか、同じように台風の影響をうけます。
由紀子も頭が痛いのかもしれませんね。

これからの季節、どんどん台風が生まれてくる。
そのたびに我が家にも嵐が巻き起こる！！やれやれ　┐（´～｀;）┌　

シングルフォーカスについて・その３（自閉症の特性5）

前ページからの続きです。

シングルフォーカスならば、時間を決めてトイレに行かせればいいのですが
解っていても・・・それがなかなか難しい！

私も他の仕事をしているうちに、ついつい忘れてしまうことも・・・

気がついて慌てて由紀子にトイレを促すのですが、
声をかけると由紀子が黙って座ったまま動かないことがよくあります。

やっと動いたと思うと、その時にはもう失敗した後です。

「今、しただろう？」
そう確信できる行動でした。


そんなことが何度も続きます。

動かないことを叱って、無理やり立たせると
立ったまま・・・・。(;'Δ';)そんなァ

なぜ、声をかけられた途端に失敗をするのか？

それが、とても腹が立ちました。

そして、結局
「なぜ？トイレでしないの？！」ンモォー!! o(*≧д≦)o″))

と、怒鳴ることになってしまいます。(ｏ´_｀ｏ)ハァ・・・


それが、つい最近まで続いていたのですが
ある時、由紀子ほど症状はひどくありませんが、
似たような感覚を持っている人の情報を知るチャンスがありました。

何かをしているときは、全然トイレに行きたいとは思わないのに、
トイレを意識した途端に、我慢できないほどの尿意に襲われるというのです。


その話を聞いた時に、由紀子の様子としっかり重なりました。

私がトイレを促した時に動かないのは・・・、
動かないのではなく、トイレを我慢できずに動けなかったんですね。


シングルフォーカスで膀胱に尿がいっぱい溜まっていることに気づかない。
気がついたときには、もう限界だった！！
と、言うことか・・・。



私の声かけが無いときも、妙な顔をしたまま失禁をする場面を見たことがあります。

あれも、自分で尿意に気がついたけれど、もうどうにもならなかったということでしょう。

やはり、失禁はシングルフォーカスのせいで、由紀子が悪いわけではありませんでした。

この事が解ってから、声かけをしても失敗をした時には

「もっと早く声をかけてあげればよかったね！」

と、思えるようになりました。

今は、由紀子の排尿のリズムをつかむことと、
失禁をしても後始末が楽になるように工夫をすることにしています。

どうにもならないことを叱ったりする無駄なエネルギーを使わずにすむので、
気持ちに余裕ができました。

障害を理解する事の必要性は、このようなことなんですよね。




あ～～～本当に長文になりました。

これは由紀子のシングルフォーカスによる生活の困難さの話ですが、
このように、いろいろなことでつらい思いをしている人がいることを
知っていただければ幸いです。

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。


シングルフォーカス　その１

シングルフォーカス　その２

追記
藤家さんの感覚についての話はこちらです。
興味のある方は読んでみてください。

続 自閉っ子、こういう風にできてます!―自立のための身体づくり 岩永 竜一郎,ニキ リンコ,藤家 寛子 花風社 このアイテムの詳細を見る

シングルフォーカスについて・その２（自閉症の特性4）

前ページの続きです。

シングルフォーカスとは、
何か一つの刺激に反応をすると、他の感覚がぬけおちてしまうという症状です。

つまり、失禁も何かほかの事に感覚が集中して、
膀胱に尿が溜まっていることに気がつかない！

と、言うことなんですね。

藤家さんの本の中には他にも、

何かの作業に集中してしまうと自分が疲れていることにも気がつかないので
がんばりすぎてしまって、気がつくと何日も寝込むほどの状態になってしまう！

とも、書いてありました。
これもシングルフォーカスのせいです。

でも、藤家さんたちは自分のこのような感覚を自覚されているので
ちゃんとコントロールをされてます。

だから、藤家さんは自分の排尿のリズムをつかんで、
時間を決めてトイレに行くことで、問題なく日常生活を送っていらっしゃるのです。

シングルフォーカスの勉強をしてみると、
由紀子に当てはまることがいっぱいありました。


やっぱり、由紀子の失禁は感覚の問題だった


それが解ってからはトイレの失敗は叱っても仕方が無いと
思えるようになりました。

そして、時間排泄をさせることにしました。



でも・・・それでも失敗することがあって・・・

その時の由紀子の行動に腹が立ってしまうことも出てきて・・・


本当にシングルフォーカスで片付けられることなのか？
そんな疑問もわいてくるようになりました。

実はその頃の私は、まだ由紀子のシングルフォーカスの本当の意味がわかっていなかったんです。

書くのに疲れた！（笑）
ちょっと休憩。

この後はまた別のページにします。

本当に長くてすみません。
このカテゴリーは、由紀子の障害の記録の意味もあるので、お許しください。

シングルフォーカス　その１

シングルフォーカス　その３

シングルフォーカスについて（自閉症の特性3）

私が、ここで書きたいのは由紀子の失禁（排尿障害）についてです。
今回の話題はかなりの長文になりますので、何回かに分けてアップします。


女の子にとって、この失禁のことはとてもデリケートな問題なので
日記に書くことも少々抵抗があるのですが・・・。

最近、私の中でこれも由紀子の障害なのだと完全に納得できるようになったので
書くことにしました。

それに、みなさんに知ってもらったほうが由紀子も生活しやすいと考えます。


由紀子の失禁が始まったのは、中学部の一年生の終わり頃でした。
思春期に入って、自閉症の症状がいろいろ変化し始めた時期です。

それまで全く無かったトイレの失敗・・。
私はかなり戸惑いました。

病院で検査を受けましたが、結果は
膀胱に異常はなく、排尿の感覚が無いわけでもないし、
膀胱に尿をためる力もあるということでした。

結局、診断は
器質的には問題は無いので、精神的なものでしょう。

精神的なものと言われてしまえば、もう何も打つ手はありません。

失禁の後始末をする私にとって、原因のわからないこの症状はかなりのストレスになりました。

しかも毎回失敗するのではなく、時々は自分でトイレに行く事もあるのです。

そうなると、ついつい失敗したときに、
トイレに行くのが面倒でわざと失禁をしているような気がして

「どうして、ちゃんとトイレに行かないの～～～！！」
(*｀◇´)≪ガミガミガミm(＿＿m)ごめんなさい！

怒鳴る私におびえながら謝る由紀子！
悲しい関係が出来上がってきました。


精神的なものならば、落ち着けば何とかなるだろう・・・
そう思いつつ、こんな修羅場を繰り返して３年が過ぎようとしているときに、
このシングルフォーカスという言葉を知りました。

きっかけは藤家寛子さんの講演会です。

藤家さんは高機能自閉症の方で、ご自身の感覚の問題などを本や講演会で語られています。

藤家さんも由紀子と同じように排尿障害があってご苦労されたようです。


その藤家さんの感覚を検査された長崎大学の岩永准教授が、
講演会の中で、その障害は「シングルフォーカス」のせいだと話されていたのです。



由紀子もそうかもしれない！！



なんだか、希望の光が見えてきた気がしました。

障害ならば治らないかもしれないのですが、
原因がわかればそれを受け入れればいい！
きっと私の気持ちは楽になるはずです。

諦めがつくというか・・・（笑）

それから、感覚統合の本やインターネットで「シングルフォーカス」について
自分なりに調べました。

長くなってきたのでココで、次のページへ移る事にします。

シングルフォーカス　その２

シングルフォーカス　その３