2022.6.8
石鎚スカイラインの途中から分岐する金山林道から登っていくと到着する湿原です。
ここを訪れる目的は、湿原にあるウマスギゴケの群生地。
金山林道入口付近には駐車するスペースが5台程度はあり歩く人もまずまずあるようであるが、有名な石槌山近くということでそれに比べると目立たない存在でしょう。
今回は貸し切り状態でした。
山のピークを目指す登山とは違うためコケ好きのためのトレッキングコースとなります。
林道とはいっても車で走行できるような道の状態ではなく、狭く悪路です。
林道終点からは登りが始まるが、本コースでここが一番急であろうと思われるところです。
中盤までこの状態が続くが、後半になると緩やかになってきました。
また、ブナを含む広葉樹が増えてきて鮮やかな緑色に癒されます。
笹倉湿原に到着すると、明らかに周囲と色が違うコケの絨毯が広がっており「来てよかった」と思える瞬間でした。
このコケのエリアが終点となっており、周囲は遊歩道で歩くことができます。
現状、コケの面積は湿原の2/3程度まで減少しており、笹が徐々に増えてきているようなので、この景色がいつまで見ることができるのか不安なところです。
登山道には倒木くぐりが2か所、水場1カ所(林道にもあり)、笹が多く、道は明瞭です。
クモの巣が割とあるのと、湿原では虫が追いかけてきたのには閉口しましたがそれほど時間もかからなかったので、半日で楽しめるスポットです。
土小屋も割と近いので気軽に行けると思います。
石鎚スカイラインは工事により時間帯通行止めされており、30分通行可(間違っているかも)→1時間通行止めのサイクルになっていたため、注意が必要です。
時間 2時間40分、登り 400m程度