2020.8.26
おそらく一年以上登山をしていない。
もちろんコロナが理由であるが、そろそろ解禁してもいいのではないか?と思い、あまり人がいそうになく久しぶりなので楽に登れる山。
前々から、カモシカ氏のプログで度々登場する太尾登山道からのルートに憧れがあり今回歩くことにした。
登山口の林道に石が転がっているのは事前に分かっていたので慎重に。
奥吉野発電所から登山口の間が落石注意の状態で、フロントバンパーに当たりそうな石を一個処理して9時ごろ登山口到着。
丁度駐車場に帰ってきた人からは、ここから1時間くらいのところで熊のような鳴き声を聞いたとか。
さっそくビビる。大丈夫か。
わずかに霧雨が降っていたがとにかく出発。
今日は晴れ時々曇りのはずだが・・・ガスが濃い。
そのうち晴れてくるかと淡い期待があったが、進むにつれて更に悪化。
30分ほどで稜線にでた。
急登なところはなく非常に快適。
小さいハシゴが2か所あったがまったく問題なかった。
ひどくなってくる霧で登山道周辺しか視界はないが、ときより鹿が通り、笛のような鳴き声を発しながら去っていく。
それだけなら何ら問題ないが、熊の出没情報を知っている今、鹿が登場するたびにゴソゴソと聞こえる笹音に敏感に反応。
怖い。
期待していた天気は更に悪化し、黙々と歩いていたがどんどんひどくなり、20m先は真っ白な状態。
20分ほど改善を期待して座っていたが・・・特に稜線上の雲は動きがなかったので、晴れるのは何時間後だろう。
CTでは山頂まであと少しの所だったのだが引き返すことにした。
霧がかった道は「大峯奥駆道のイメージっぽいな」という印象で、これはこれでいい経験になった。
帰りは徐々に天気は回復し、特に右側の谷は晴れてきて視界が開けてきて「おっ」と思わずつぶやいてしまった。
霧がかった状態であってもキレイに開けた稜線と森林のバランスのよさは体感できたし、シロヤシオが咲く季節はさぞかし楽園なのだろうと想像できた。
枯れていたバイケイソウ?が緑の状態のときにまた来るのもいいのかもしれない。
楽しみはまた次の機会までとっておこう。