2023.3.15
熊野古道の中では若干地味な印象の大辺路。
花粉が気になるところだったが、いい天気が続いているので、我慢できず杉の植林地帯を歩いた。
JR紀伊田原~那智駅を結ぶルートで約22kmの行程。
JR駅の間を歩くので利便性はいいだろうと思われがちだが、電車の本数がかなり少なくて意外と時間的制約がある。
7:10頃に那智駅から乗車し7:40頃 JR紀伊田原を出発した。
次の電車は10時台だったような気が。。。
すぐ近くには木場神社。
R42に合流すると、しばらくは歩道のない道。
今回、一番危ない時間。
田原湿地の遊歩道もルート上にある。
清水峠の標識を見て、やっとのことで山の中へ突入。
なだらかな峠で、紀伊浦神駅近くまで続く。
紀伊浦神駅の線路沿いから林道を歩き、浦神峠へ。
自然林が多く、いい峠道だった。
峠を降りると、しばらくは里山の風景が続き、のんびりとした時間が流れているような感覚に気づく。
途中、熊野古道を外れて大泰寺。
宿坊やキャンプ場もあるようで、開創1200年という歴史を持ちながら柔軟な取り組みをされているようです。
寺から5分ほど登ると、尾捨山展望台に続く城跡まで行くことが可能。
眼下には田んぼ?が並ぶ広大な景観を望むことができ、田植え前や秋の収穫じなんかはキレイな状態になるかもしれない。
次は市屋峠。
下ってくると与根河池。
近くにはコテージっぽい施設もあった。
そして二河峠。
この峠道が近年整備されてような形跡があって、広い道で歩きやすいのだがプラスチックの階段とかも含めて少しやり過ぎ感があり、
古道を歩いている感覚、楽しみが損なわれている感じがした。
峠を下ると、湯川駅近くのR42に一瞬合流。
川の透明度。
ここからは、またしばらく舗装路歩き。
ゆりの山温泉まで来ると、硫黄臭が少しあり、そのせいか池の色も青く変色している。
呼ばずの鼻展望台まで登ると、池を見下ろす感じで更に青く見える。
そして駿田峠。
峠道を外れたところにある「ひょうたん池」は水が干上がっていた。
加寿地蔵尊には小さいお地蔵様が鎮座。
峠越えは迫力ある両サイドを切り取ったような道。
勝浦観光ホテル横まで来るとR42を横断し、紀伊天満駅。
近くの神社と巨木に見とれる。
道路を更に進み、補陀洛山寺。
そして那智駅にて終了。
温泉もよりどりみどりで、マグロ、クジラなどの食事、歩いた後も楽しみが待っている。