森美智代さんは有名で、鍼灸院を開業されていてブログも書いておられます。
女性らしい明るくやさしい文章で、とても信頼性が持てるブログだと思います。
彼女の腸内細菌を調べた研究者がおり、それは牛の腸内細菌に近いと言っています(詳しくはハテナ、論文報告?)。
牛の腸内細菌と言えばメタン細菌が特徴的で、地球で人に次ぐ数の15億匹もいる牛のメタン細菌が生む温室効果ガスは、そのうち二酸化炭素を追い抜くとすら言われてますが、この細菌が活発だとうんこのアンモニアが分解されて臭く無くなります。
因みに植物の細胞壁(セルロース)を分解する能力は、人の腸内細菌でも100%分解できるとウィキペディアに出ております。ではやはり、森美智代さんの腸内細菌は分解されたセルロースを更にとことん消化するメタン細菌が働いているのだと思います。
ここまで絞り込めれば、非常に多様で複雑な相互作用をする腸内細菌の有り様にも、科学的な分析ができるかもと思います。
近年、共生微生物学の発展は目覚ましものがあり、微生物の共生を意味するmicrobiom に関する論文は、EM論文のように仕事として編集した訳ではないので全容は掴めませんが、ざっと調べた限り200本以上に登ってるかと思います。
これらはかなりの資金をかけて機材を揃えなければならない研究ですが、非常に利益と直結しやすい応用研究なので、世界中で競って研究が行われています。
しかし残念ながら、EM研究機構には独自にそこまでやる研究設備は整っておりません。それはEMが現場主義で40年近くもやってきており、その間はまだ共生微生物学は発展しておらずに分析が出来ないまま、現象に理論が追いつくのを待っていられない農業の現実に向きあって来たからでしょう。
しかしここまでマイクロバイオームが研究界の注目を浴びている現状において、EM研究機構もその潮流に乗らない手はないかと思います。
かなり予算が限られた大学ベンチャー(琉球大学)の会社ですが、一応企業団となっており収益にも無頓着ではありません(昔はとにかく普及がメインで収益を度外視しておりました)。
私は社員としては一年しか働いておりませんが、EMボランティア歴は十年になり、普及活動に付かず離れず参加してきました。
もしご参加に興味がありましたら、まずは(株)EM生活 で買い物してあげて下さい。