真の動物福祉牧場を目指して

魔王のTrial(試練、審判)

前回、魔王スターリンの「罪」に少し触れましたが、これと同様に囚人を酷使して死亡させた例は枚挙に暇がなく、更に彼は戦争や飢饉を多々巻き起こして数千万の人命を奪いました。

そんなスターリンを崇拝しマネしたマオも同様に数千万の犠牲者を出しましたが、ソ連の人口が2億足らずだったのに対して中国は10億人に達しており、その分犠牲者も数倍に上りました。

以前8000万人という数を挙げているコラムを紹介しましたが、この数は人民の5%を常に敵として迫害し続けた魔王の政策を鑑みると誇張とは言えません。
10億人の5%、つまり5000万人は煉獄を味あわされ、その全てが亡くなってはおりませんが社会的に抹殺されました。

こうした抹殺は時に処刑よりも多大な苦しみを魂にもたらし、親の反革命罪は子や一族にまで被せられました。
こうして迫害された人民の骨に沁みた怨みは死んでも浮かばれず、魔王の死を待ち構えて復讐したとしても可笑しくはないでしょう。

因みに残りの数千万人は戦争と飢餓で殺しており、ザッと見積ると内戦と朝鮮、ベトナム、モンゴル、ウイグル、チベット、インド等との戦争で1千万の人命を奪い、飢餓では中国の統計でも2000万人近くが亡くなった事を認めております。

恐らくは、いや間違いなく、魔王の最期の試練(バルドゥ)は過酷なモノになったコトでしょう。
恐らく、如何なる神や仏もマオを厳しく罰する事に反対したりはしなかったでしょう。
そして恐らくは毛自身も、自分が許されるなんて到底信じられなかったコトと思います。

毛は睡眠薬中毒に陥り(日本でも増えてる)、リタリンなどの合成魔薬は中島らも曰わく酒の数十倍の酩酊をもたらすそうです。

魔薬には耐性(中毒性)が付きどんどん量が増えていき、ついには精神を破錠させてしまいます。
そんなイっちゃってる人間に国政を握られるなんて、なんと中国人は哀れだったのかと同情します。

しかし誇り高い中国人は、同情などされてたまるか!という気概を持っているので、政治と歴史を語る上では細心の注意を要します。
しかしそれでも、魔王の肖像が国の中心広場や全てのお札に奉られている現状には疑問で、人民は無税で水と同じ値(中国では飲み水は買うモノです)の酒によりマリクパ(無明)にされてるんじゃないかと心配してしまいます。(私もコーリャン酒にはだいぶやられました、50度でとても美味い)

魔王のトライアルは、マオ個人の審判では既になくなっており、共産主義の歴史が生んだ悪霊達を地上から解き放つコトにも経がって来ます。




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