7月19日の日曜日、神戸スポーツサーキットにて、SLカートミーティング第3戦が開かれました。
激戦のSSクラスでは、応援している中村海斗くんが優勝。
その模様をレポートしていきましょう。
レース当日の華やかな雰囲気。しかし、パドックの中は、レースの準備で忙しそうです。
この日は梅雨明けを感じさせるようなスカッとしたお天気。絶好のレース日和です。最高気温31℃
今日は”アツい”レースになる予感がしますね。
まずは、いつもお世話になっている中村さん、横山さんのパドックへご挨拶。
手前の車が中村海斗くん、奥のブルーと赤のカラーリングが横山あきとくんのマシン。
ボクが勝手に応援している、中村海斗くん、シャシーはトニーカートを使ってます。マシンをよく見せてもらいました。
フロントフェアリングの内側はこんな感じ。これをみただけで、『むむっつ!!』と気づいた方は、相当なカートファンですね。
全日本選手権の時などに適用される、フロントフェアリング規定(他の車と追突したりすると、フロントフェアリングが沈み込む仕組み)用の、取り付け部品が今回は無し。フレームに直接、フェアリングが取り付けられています。フロントフェアリング規定は、今回ありません。
レースでドッグファイト、1位をもぎ取って、やったぁ~、と車検場に帰ってきた時、フロントフェアリングが沈み込んでると……。
『はい、ペナルティ! 5秒、加算です。』ズドーン!
あれは、落ち込むよね。😭😭
トニーカートのペダルを見て、改めて『シンプル イズ ベスト』を貫いている、と思いましたね。また、海斗くんパパにハンドリングについて尋ねると、「海斗は、瞬時に反応してくれるクルマが、好きみたいやね」ということで、若干、オーバーステア気味にセッティングしてあるそうです。
ボクも、以前オーバーステア気味のレンタルカートに乗ったことがあります。フロントが予想以上に切れ込む、同時にリアが滑り出す、という調子で、いつスピンするかわからない。てこずった覚えがあります。
さて、隣のカデットクラス、横山あきとくんの決勝の時間。
次が、SSクラス中村海斗くんの出番です。
この日の海斗くん。午前中のセッションは
タイムトライアル 44,981-で1位。ただひとり、44秒台です。
予選ヒートも 『1位』
今まで、何回も中村海斗くんのレースを見ていますが、これ、完全に彼の勝ちパターン。ビタっとハマってますね。
”海斗くん、こりゃ、勝っちゃうぞ……”
優勝を意識し始めると、見ているこっちがもう、ソワソワ、ドキドキ。心拍数半端ない。
『まっ、まあね、お、落ち着いて行けば、ぜっ、ぜったい、だ、ダイジョウブ、だからね😅😅』
と、ボクは引きつった笑顔で、海斗くんとガッチリ握手。
本人の方がよほど落ち着いてましたね。
いよいよSSクラス決勝レース。
グリッドにカートが並びます。ポールポジション、ゼッケン44番 中村海斗選手!
日傘を指しているのが、海斗くんママですよ!
スタート30秒前、レースクィーンのお姉さんが華やかですね。
決勝レースの模様は、下の動画をご覧くださいませ。
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 SSオープン 決勝
今回のレースは、まさに海斗くんの『横綱相撲』でした。
ウィニングランを終えて、車検場に戻ってきた海斗くん。
早速オフィシャルキャメラマンが駆け寄ります。
やっぱり、『1位、優勝』は注目のされ方が、別格ですね。
海斗くんパパも一緒にハイチーズ!! おっ、横山あきとくんも、一緒だね。
レースが終わって、リラックスした表情の海斗くん。
右側の海斗くんパパも最高の笑顔です🤗🤗
お父さん曰く、
「ボクは今日、なんにもしてへん。カートにガソリン入れただけ!」とのこと。
その嬉しさは、息子の海斗くんが、たんに『1位を獲った!』というだけではなさそうでした。
それは、彼が体幹トレーニングなど、日頃の地味な練習をこなし、自ら努力して、勝利を獲りに行ったこと。
海斗くん自身のココロ、技術、身体、全ての成長が、こんな素敵な結果となって表れた。
その喜びの笑顔だろうと感じました。
結果がなかなか出なくて、悔しいことや、悩んだり、辛いこともあるでしょう。
それでも、若い人が全力を出し切る『カートレース』は、やっぱり見ていて気持ちいい! 清々しい!
『モータースポーツ』って、本当に人間のスポーツなんですね👍👍
取材にご協力いただいた中村様ファミリー、皆様ありがとうございました。お疲れ様でした!
次回はカデットクラスをレポートしますね。
写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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