57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

ワクチン2回目行ってきました。

2021年07月26日 | 心と体について
1ヶ月ぶりのブログでございます。例によって、いつもの周期的にやってくる、うつ状態のため(双極性障害という心の病気です)外出も殆どできず、近くのコンビニと、マクドナルドを行き来するだけ、という、まるで金太郎飴のような、味気ない1ヶ月でした。
ようやく、少しばかり元気が出てきたので、文章を書いてみようという、気持ちになりました。やっぱり、自分の想いを心の中に溜め込んでおくのは、不健康だなぁ〜、とおもいます。だったら、家族や友達に電話すればいいじゃないか、とお思いでしょうが、僕は極端な電話嫌いです。自分から電話を掛ける状況というのは、救急車に乗るときぐらいなのです。(今まで自宅で倒れて4回救急車に乗りました)
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さて、昨日7月25日の日曜日、2回めの『ウィルスを』いやいや、『コロナワクチン』を😁接種いたしました。ちなみにファイザー製です。会場は兵庫県神戸市のハーバーランドという、神戸港近くの巨大ビル。

集団接種会場になっています。近所の病院は予約が全く取れず、ここが一番早く予約が取れたのです。1回目、2回目ともに同じ場所なので、方向音痴な僕でも迷わず行けました。

近くには『アンパンマンミュージアム』もあるのですね。
会場へ向かう途中には、今では珍しい、八百屋さんのブースがありました。


さて、接種会場内は写真撮影厳禁。
第一印象、すごい人の群れです。
まるでアイドルグループの握手会か、真夏のロックフェスか? というかんじの人の多さ。受付から、注射のブースまで、うねうねと続く行列は、巨大な蛇がうねっているような感じ。
会場の中は、医療関係者とボランティアさんでしょうか、
「次の方はこちらへ」と誘導してくれます。その間2,3回ほど、氏名の確認があります。
15分ほど行列に並んで、ようやくワクチンの接種ブースへ。
担当のドクターが、最後に本人確認をして、左の上腕部に注射針をちょん❗
髪の毛を1本抜くよりも痛みはありませんでしたね。
接種後の副作用を見るために待機場で15分間座って待ちます。僕の場合は特になんの副作用もありませんでした。
なお、会場はもちろん冷房は効いています。それでも熱中症予防のため、ペットボトルのミネラルウォーターがテーブルの上に10ダースぐらいでしょうか、大量に提供されていました。僕もありがたく1本いただきました。
接種も終わって、ミネラルウォーターをひとくち、ごっくん。はぁぁ〜😀 水が身体に染み渡る感じ。ワクチンが体に染み渡るのは、これからですね。
一晩明けて、接種を受けた左の腕の肩口のあたり。ちょっと痛みが感じられます。
『おおっ、人並みに副作用が出たのかぁ〜?』
と不謹慎にもちょっとうれしいぐらいでした。
まあ、これもワクチンと、僕自身の浅はかな考えなど及ばない、人間の免疫機能との『コラボレーション』なのです。
僕の体の中にも、こういった精緻極まりない、自分を守ろうとする機能が、生まれたときから『インストール』されているんだなぁ〜、と考えると、なんか、愛おしくなってくるんですね。
もっと、自分の体と心を大切にしたいなぁ〜、と思った次第です。
ここ数日、若い人たちのコロナ感染が急増していますね。希望される方には、できるだけ速く接種できるといいな、とおもいます。最後に日曜にも関わらず、接種会場で対応してくれた医療関係者の皆さんに感謝です。m(_ _)m


****** 本文、写真の著作権は天見谷行人に帰属します©️Yukito amamiya 2021

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大坂なおみさんのこと。スポーツとメンタルヘルス

2021年06月03日 | 心と体について
6月1日の大坂なおみさんのニュースは衝撃的でしたね。
当初は、全仏オープンテニスの『記者会見に応じない』発言への賛否が話題になりました。
大坂なおみさんは、その理由について、ツィッターで『アスリートの精神衛生をないがしろにしているメディアの人たちが少なからず存在するから』と発信しています。しかし、その後のツィートで、
『全仏オープンテニス大会の棄権』
『2018年の全米オープン優勝から、長期のうつ状態にあること』そして、
『私はしばらくコートを離れる』と発表しました。
彼女は、誰もが認める、テニス界のトッププレイヤー。
一時は、世界ランキングNo. 1に上り詰めた選手でもあります。
厳しい勝負の世界で、勝っても負けても、注目度は半端ではありません。そんな中で、勝ち抜いてゆくのは、『そうとうタフなメンタルの持ち主』なんだろうなぁ〜、と僕なんかは、ぼんやり思ってたんですが……。
その大坂さんが『うつ』告白。
えっ、まさか?! と僕は少なからず、ショックを受けました。僕自身、このブログで、前回、自分の精神疾患である『双極性障害』(僕の場合、うつ状態、と軽い躁状態を繰り返します。人によって、その軽重があります)について書いたばかりだったからです。
大坂なおみ選手の『うつ告白』はまさに、ジャストインタイムで、僕の心に突き刺さりました。
精神疾患については、いまだに根強い『偏見』があります。
なぜなら、外から見ても『病気とは分からない』からなのです。
例えば、車椅子に乗っているのなら、
「ああ、障害者の方なんだな』とすぐわかります。ところが、精神疾患の場合、その病気の程度が、どのぐらい重いのか? 外から見ても、全く分からないのです。
私の知人に、『てんかん発作』の持病を持っている女性がいます。たいへんにこやかな、明るいご婦人で、よく笑います。一緒にお茶しながらお話ししていても、
『この人、どこが悪いんだろう?』と首を傾げます。
ところがです。
この方、外出できるのは雨か、曇り、そして夜だけなのです。そう、太陽の光を見ると、いつ、てんかん発作が起きるかわからないのです。ですから、外出の際は、常にヘルパーさんの付き添いが欠かせません。
大坂なおみさんは、プロテニスプレイヤーとして、コートを縦横無尽に駆け回って、時速200km/hの弾丸サービスを打つ選手なのです。周りから見れば、恵まれた環境で練習ができて、世界中のファンから愛され、注目される存在。世界トップの女子テニスプレイヤー。地位と名誉とお金を手に入れた彼女。これ以上望むものはないほどの高みに上り詰めた、ほんの一握りの『超スポーツエリート』。
その人が、『うつ』だなんて……。
テニスに限らず、スポーツ選手には、強靭なメンタルが必要とされます。
もちろん、モータースポーツでも、同じですね。
僕の好きな映画にF1のニキ・ラウダさんを描いた、
『ラッシュ/プライドと友情』という作品があります。
映画『ラッシュ/プライドと友情』予告編

映画は事実に基づいて作られています。
ニキ・ラウダは、レース中の事故で生死の境をさまよいます。一命は取り留めたものの、顔には、ひどいやけど、ケロイドが残りました。しかし、ラウダはすぐにレースに復帰します。
そこで、レース復帰についての『記者会見』が行われるのです。この会見の模様は、映画本編でもきちんと描かれております。
参考までに動画をどうぞ。
F1 RUSH ラウダとハントの和解シーン

命さえ危うかったラウダが、元気にサーキットに帰ってきた! 多くの記者たちは、好感を持って迎えました。ところが、ある記者が傷口に塩を塗りつけるような質問を仕掛けてきます。
『ラウダさん、そんな顔になって、真剣な話、夫婦生活は続けられるんですか?』
ラウダはそれに答えました。
『ならば、僕も真剣に答えよう……。くたばれ❗️』
そして会見場から席を立ってしまいます。
このシーン。
まさに、今回の大坂なおみさんと、マスコミとの関係を彷彿とさせるシーンです。
ニキ・ラウダは、たいへん強気なレーサーです。しかし、その強気には根拠があるのです。
彼のあだ名は『走るコンピューター』
マシンを極限までセットアップし、ドライバーとしての技量も磨き上げ、チームさえも『勝てる組織』に育て上げてゆく。考えられる全てのことをやり遂げた上での根拠ある『強気』なのです。
今回の大坂さんの報道はスポーツとメンタルヘルス、そして、もちろん、モータースポーツと、メンタルヘルスについても、改めて考えてみる、いい機会を与えてくれたのではないでしょうか?
そして、何より、偏見に満ちた『精神疾患』を、あえて、勇気を持って公表された大坂さんに敬意を表したいです。今回の大坂なおみさんの一連の報道、もっとも深く傷ついているのは、もちろん当の大坂さん本人です。しばらくゆっくり静養されて、元気な姿でコートに帰ってきてほしい、いちテニスファンとしてそう願っています。


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ココロ、カラダ、ワザ、そしてレース

2021年06月01日 | 心と体について
2021 Fastest Cup 第2戦 フレッシュマン ヒート2

今週の日曜日、5月30日は、神戸スポーツサーキットにて、レンタルカートのレース『FASTEST CUP』第2戦が開かれています。今回、僕は、参加を見送りました。
理由は簡単、練習不足、と体重のリバウンド❗️😵😵
いやぁ〜、なんとも情けない。お恥ずかしい限りです。
***
カートに乗ることは、もちろん、モーター『スポーツ』
スポーツでは、よく『心・技・体』と言われますね。
まずは『心』
定期的にやってくる、うつ状態で(僕は双極性障害という持病があります)心身ともに不調の時は、自宅に引きこもり、ベッドから起き上がれない状態になります。ブログ更新しなければ、という意欲すらなくなってしまいます。ブログの更新を見てもらうと、よくわかると思います。4月は8回の更新ができていましたが、5月は一転して、たったの3回。ブログの更新は、僕の精神状態のバロメーターになっています。
次に『技』
カートの練習は、5月に入ってからは、2回しか行っていません。しかも、今まで出せていた『59秒』というタイムが全然出せなくなりました。何が原因なんだろう? 一番考えられるのが、『体』です。
実は引きこもっている時に、体重がリバウンドしたのです。昨年9月からボディの軽量化を始めました。
スタート時は81kg その後今年の3月14日には、ベスト体重76kgを記録。

5kgの減量に成功していました。✌️サイン、ヤッタァ〜😆、と喜んだのも束の間。現在は79kgにリバウンドしてしまいました。😖😭

そして『体』には、もう一つ気になることが。
それが全身の持久力。
レンタルカートとはいえ、結構な体力を必要とします。しかも、速く走れるようなればなるほど、体もキツくなってゆきます。横Gに耐えながら、どのラップも同じタイミング、同じ操作量で、ステアリング、アクセル、ブレーキを操作すること。連続で10LAPもすると、僕の体力では、かなりきついです。また、コーナリング時には、ほぼ息を止めて操作しています。ちなみに、僕は『呼吸法』に気を遣っています。なるべく、意識的に『ふ〜っ、ふ〜っ』と息を細〜く吐き続けるような呼吸法を使っています。
人間って不思議なもので、息が苦しくなったときは、意識しないで、勝手に身体が息を吸ってくれます。
意識して息を吐き出すことのメリットは……。体に力を入れない『リラックス』した状態を作り出せることに気づいたのです。
カートに乗るときは、シートに体を預け、全身をリラックスさせることが、とても大事です。(これは2021Fastest Cup 第1戦での僕のドライビングフォームです)

そうすることで、シートと自分の身体が一体となるのです。リラックスできていれば、路面とタイヤの状況を、背中とお尻でセンサーのように感じ取ることができるのです。カート上級者たちのドライビングポジションを見れば、それはよくわかるでしょう。
さて、次回のレース参加は今のところ未定です。
せっかくレースに出るのですから、『いい緊張感を楽しみたい!』それには、何より『練習』で『いいタイム』が『安定して』出せること。またレースに重要な『スタートの練習』や、前の車に引っ張ってもらう『スリップストリーム走行』など、まだまだ、練習課題はいっぱいあります。練習をコツコツ積み重ねて、気力、体力、技術のバランスが高まってきた時。レースに出たくてしょうがない❗️そんな気持ちになった、その時こそ、レースに参加してみたいと思います。

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近況ご報告

2021年04月05日 | 心と体について

なかなか、ブログを更新できていなくて、申し訳ありません。
体調を崩してしまいまして、3週間ほどうつ状態になっておりました。
出歩くのは、ご近所のコンビニ、あるいは歩いて10分ほどのマクドナルドへ行くのが最長。
外へ出て、歩かなければ……。と気は焦るのですが、体の方が言うことを効きません。
自宅では、ほぼほぼ寝たきりに近い生活でした。
 ボクの精神的な持病である『双極性障害』
厚労省のメンタルヘルスサイトはこちら)
気分が上向いている時と、沈み込む時が、”お見事なほど”綺麗な周期でやってきます。
ただ、今回の落ち込みは、ちょっと重すぎて、
以前2018年に精神科の病院へ任意入院した時の直前の状態によく似ていました。
『ああ、入院だけはしたくない!』と言うのが切実な思いでした。
入院期間中は、医師やナースさん達が見守ってくれるから、療養にはさぞいい環境だろうと予測して、あのときは自分の意思で入院したのです。
ところが、4人部屋の病室で、夜中、寝ていると、隣の患者さんが
『俺を警察に突き出してくれ!! 頼む!!』
と、半泣きになりながら、突然、懇願してきたり、
次の日には、別の患者さんの
『グゴゴゴぉぉぉ〜〜、がおぉぉぉ〜』
と言う、地響きのような『いびき』に悩まされ、
おまけに3度の食事は、十数名の認知症の方々と一緒という、もう耐え難いほどのストレスでした。
(認知症の方、および自宅で介護にあたられているご家族の皆様を揶揄するつもりは毛頭ありません。)
もちろん、患者さんのプライバシーを守るために、自分の携帯電話は取り上げられ、ナースセンターの鍵付きのボックスに保管。(なお、自殺防止のためにベルトや紐なども没収です)
さらには、病院の外へ散歩に出るときには、許可をとって、1箇所しかない、患者出入り口(これもナースセンター内にあります)から出入りしなければなりません。
このような環境に置かれることだけは避けたい。今回そう思いながら、自宅で精神的な嵐が通り過ぎるのを、ただただ、ひたすらじっと耐えておりました。
なんでしょうね、今は、ようやく
『喪が明けた』ような心境です。



写真および本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2021
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僕がブログを書けなくなったわけ。

2019年11月20日 | 心と体について
昨年の9月、このカート専門ブログを、突然、中断したことについて、そろそろ『マジな』お話をちょっとしておこうと思います。
以下、私事で恐縮ですが、お付き合いいただければと思います。
昨年9月、僕の姉がステージ4の大腸癌であることがわかりました。
僕は知らせを聞いて慌てて入院先へ見舞いに行きました。
すでに寝たきりなのかも……、と心配しましたが、会ってみると、本人、すこぶる元気でした。
しかし現実は厳しいものでした。
すでに完治の見込みはなく、あと余命3ヶ月、というドクターの宣告。
姉本人は、まだ強がっていました。昔から姉は大変な男勝り、強気の性格なのです。
この状況で、僕自身の方が大きな精神的ショックを受けてしまいました。
僕は小学校四年生の時、母親を胃癌で亡くしています。
サーキットで見かけるカデットクラスの少年少女たち。

一生懸命カートを走らせている彼らと同じ年頃。
僕は母と永遠の別れをしました。
その後、僕を小学校、中学校、高校入学に至るまで、母親代わりをしてくれたのが、この姉なのです。
僕にとっては、それこそ『二人目の母親を亡くす』かのようなショックだったのです。
精神的に参ってしまった僕は、このあと1ヶ月入院する羽目になりました。
退院しても、ブログを書こうという気持ちの張り、心地よい緊張感、そういったものが全く消え失せてしまったのです。
昨年の余命宣告から、なんとか一年。姉は今も1日1日を懸命に生きております。

弁解になるかもしれませんが、人間って、そんなに強い生き物ではない、と僕は思っています。
そして、そんな弱い人間を支えてくれるのが『夢』『希望』『目標』なのだと思います。
これがあるから、あしたもガンバって生きてヤルゾ!! と思える気がするのです。
その点、モータースポーツって、まさに夢の塊ですよね。
***
この原稿を書いていると、兄から電話がかかってきました。
「見舞いに行ってやってくれ。そろそろかもしれない……」
さて、この現実を僕はどう乗り越えるのか?
しなやかで、強い人間でありたい、と思いますね。


***写真、動画及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2019
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