ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第4戦 決勝
前回のカテゴリー解説の続きです。
ジュニアカート選手権FP-Jr部門
12歳以上16歳未満が参加できます。
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンのワンメイク。
(これはタイヤを外したところ。44番は中村海斗くんのマシン)
タイヤはブリヂストンのワンメイク。
シャシーは自由に選べます。写真はエナジーのマシン。
***
ジュニアカート選手権FP-Jr Cadets部門
10歳から13歳未満の子どもたちのクラス。
(写真は西田未来くんのカデットのマシン。ナンバープレートは白地に黒となります)
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンと、ジュニアカートと同じですが、キャブレター口径を小さくすることで、エンジン出力が抑えられています。
タイヤはYOKOHAMA ADVANのワンメイク。
シャシーも、子供たちの体格に合わせた、ひとまわり小さい車体です。
***
特に「ジュニアカート選手権」はレース当日の朝に主催者側から
『タイヤとエンジンが配られる』
という『デリバリー制』がとられます。
こどもたちが朝、一番にエンジンやタイヤを受け取っているのですよ。
**車体重量について
公平なレースをするために、
全てのカテゴリーに『最低重量』(車とドライバーの体重の合計)が決められています。
「これより軽い車はダメ!!」「即失格処分!」なのです。
厳しいでしょ。
ジュニアの子供達は、まだ体重が軽すぎる場合があります。
そこでシートの後ろなどに、ガッツリと鉛のウェイトをとりつけるのです。
***
ところで、『なんでここまで厳格にやるの?』 と思うでしょう?
若いドライバーにできる限りイコールコンディションで競わせ、その技量、才能を育てようとしているのです。
マシンの性能差はほとんどありませんから、レースがスタートすれば、あとはドライバーの腕の差となってくるわけです。
***
見どころについて
ジュニアの子供達はすでに1/100秒単位の勝負をしています。
タイヤが同じ、エンジンも同じ、重さも同じ、燃料やオイルの銘柄さえ同じです。
全日本に出場する選手は、みんなそれぞれの地域レースで優勝や、シリーズチャンピオンというタイトルを持っている子さえいます。
みんな、すでに速いんです!!
レース中の車間距離に注目です。
前の車、後ろの車、本当に数センチ、という限界ギリギリで戦っています。
こんなことができるのは、ブレーキやステアリング、アクセルワーク、全てのタイミング、動作が、ピタリと揃っているからこそできる技なのです。
それを小学生、中学生がやってのけるのですから、大したものです。
**ぶつけたら、全てが台無し!!
接近戦がみどころのカートレースですが、勢い余って、前の車にぶつけると”さあ大変”
フロントフェアリングには、前から衝撃が加わると、わざと沈み込むような仕組みになっています。
(カデットクラスは除きます)
(これがフェアリングの裏側になります)
レースの後の車検でフェアリングの沈み込みがみつかったら、
ペナルティーです。
10秒の加算……(T ^ T)
トップでチェッカーフラッグをくぐっても、安心はできないのですよ。
***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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前回のカテゴリー解説の続きです。
ジュニアカート選手権FP-Jr部門
12歳以上16歳未満が参加できます。
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンのワンメイク。
(これはタイヤを外したところ。44番は中村海斗くんのマシン)
タイヤはブリヂストンのワンメイク。
シャシーは自由に選べます。写真はエナジーのマシン。
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ジュニアカート選手権FP-Jr Cadets部門
10歳から13歳未満の子どもたちのクラス。
(写真は西田未来くんのカデットのマシン。ナンバープレートは白地に黒となります)
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンと、ジュニアカートと同じですが、キャブレター口径を小さくすることで、エンジン出力が抑えられています。
タイヤはYOKOHAMA ADVANのワンメイク。
シャシーも、子供たちの体格に合わせた、ひとまわり小さい車体です。
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特に「ジュニアカート選手権」はレース当日の朝に主催者側から
『タイヤとエンジンが配られる』
という『デリバリー制』がとられます。
こどもたちが朝、一番にエンジンやタイヤを受け取っているのですよ。
**車体重量について
公平なレースをするために、
全てのカテゴリーに『最低重量』(車とドライバーの体重の合計)が決められています。
「これより軽い車はダメ!!」「即失格処分!」なのです。
厳しいでしょ。
ジュニアの子供達は、まだ体重が軽すぎる場合があります。
そこでシートの後ろなどに、ガッツリと鉛のウェイトをとりつけるのです。
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ところで、『なんでここまで厳格にやるの?』 と思うでしょう?
若いドライバーにできる限りイコールコンディションで競わせ、その技量、才能を育てようとしているのです。
マシンの性能差はほとんどありませんから、レースがスタートすれば、あとはドライバーの腕の差となってくるわけです。
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見どころについて
ジュニアの子供達はすでに1/100秒単位の勝負をしています。
タイヤが同じ、エンジンも同じ、重さも同じ、燃料やオイルの銘柄さえ同じです。
全日本に出場する選手は、みんなそれぞれの地域レースで優勝や、シリーズチャンピオンというタイトルを持っている子さえいます。
みんな、すでに速いんです!!
レース中の車間距離に注目です。
前の車、後ろの車、本当に数センチ、という限界ギリギリで戦っています。
こんなことができるのは、ブレーキやステアリング、アクセルワーク、全てのタイミング、動作が、ピタリと揃っているからこそできる技なのです。
それを小学生、中学生がやってのけるのですから、大したものです。
**ぶつけたら、全てが台無し!!
接近戦がみどころのカートレースですが、勢い余って、前の車にぶつけると”さあ大変”
フロントフェアリングには、前から衝撃が加わると、わざと沈み込むような仕組みになっています。
(カデットクラスは除きます)
(これがフェアリングの裏側になります)
レースの後の車検でフェアリングの沈み込みがみつかったら、
ペナルティーです。
10秒の加算……(T ^ T)
トップでチェッカーフラッグをくぐっても、安心はできないのですよ。
***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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