自民党の日本国憲法の憲法改正案を分析して、何が変わるのか分析しようとした。
疲れて半分迄でいかんともしがたい状態になっている。
なんと安倍総理はこの改正案を覆そうとしている。自衛隊は自衛隊でよいのではないか。
問題はきちんと自衛隊を定義していないために生じる問題である。
そもそも軍隊とは何か。
『対象を武力で制圧する国家組織』と規定したい
かつ『武器で対象を排除する、監視する、殲滅することで制圧する、そのために訓練と命令によりその実行を行う国家組織』とみることもできる
軍隊が使われるケースとして
(1)国の安全を武力で守るか、
(2)他国を武力で侵略するか、
(3)国民を武力で監視し従わせるか、
に分ける事ができる。
自衛のための軍隊を作る場合、2,3項が出来ないようににコントロールできる、法律もしくは憲法でなくてはならない。
日本の自衛隊は武器を持って専守防衛のための作られた国家組織である。
最初は警察予備隊として組織され、米軍のべきを貸与されて立ち上った。
警察予備隊の名称は政治家の軍隊ではないというスタンスから名付けられたもので
そもそも政治家の目先を変えたごまかしから始まったものである。出生は良くないとは言え
PKOの派遣されるまで外国に出兵したことが無かった。
しかしながら、自衛隊のPKO派遣は明らかにこの枠を外したものと考える。
国連の承認とあるがそれなら自国民を守るという大義名分が無くなる。
憲法改正せずに派遣は無理筋である。
侵略国から自衛のため軍隊であれば非常に定義付けやすい。
国連はドイツ、イタリア、日本の枢軸国は敵国であり、明確に改訂されていない。
原子力兵器を持つ常任理事国は拒否権が許され、おかしな制度であり、正義が本当かどうかも判断が難しいところである。
実際イラクの戦争など何が正義かわからないし。フセインを倒した湾岸戦争は大義名分の核兵器が無勝った。
日本はこれも総括していない、このことも問題である。このようなことが総括できない政府は軍隊を御すことが可能であろうかはなはだ疑問である。
しかるに憲法に軍隊を規定するなら、その意義、その制御、その腐敗防止などの規定、定義づけが必要である。
昔から考えていたことは、世界の唯一無二の軍隊として
『日本がこうむる災害から国民を守るため、発生時ならびに発生すると予想されるとき、その専門知識を生かして国民を守る命令に従って実行する国家組織』として規定し
『天災、人災、侵略に対し国民を守るため、救助活動、防護活動、阻止活動、調査活動を行う。』ことを任務とする。
『活動は合理的、理知的な分析に従って最適な方法を用い、最短での執行を行う。
『事後は総括を行い、以後の執行に必要な科学的方法を対処する』
設備、備品などの購入に対しての汚職防止、忖度による特定個人、特定団体の利益供与などの不正防止、精神を叩き直す等の化学的、合理的でない軍人教育の不正防止、退職幹部軍人などの5年程度の国会議員の立候補停止(戦前軍人が政治にかかわって良かったためしがないので規定したい)、退職軍人が調達関連会社への就職の禁止などざっと考えてもいろいろあるのできちんとしてほしい。消防士の長所を取り入れてほしい。ものである。
====<by やじさん>======