●AR_CADの活用
CSV(Sima)形式座標を測量計算ソフト「GioLine」に読み込んで、「GioLine」で測量計算を利用して、座標データー(点名/XY値)からDXF形式図面ファイルを作成し、 AutoCADやAR_CADまたJW_CADで開き、点名と測量座標点を作図する。以上の作業が可能です。
http://homepage3.nifty.com/giolook/
上記のURLから、フリーソフト「GioLine」をDLできます。AutoCADは有料ですが、AR_CADとJW_CADはフリーソフトですので、ネットサイトからDLできます。
●「GioLine」にCSVデーターを読み込む方法
●「GioLine」を起動し、【新しい座標簿を作成】ボタン(略:Bt)→ファイル名入力→保存場所の指定で新規座標ファイルを作成します。
〇【コンバート】Btで座標簿操作のダイアログを開く→【CSV・TXT】タブを選択→ 【CSVファイルを開く】Btを押して、CSVファイルを選択します。CSVの座標簿が下部に表示→先頭行の項目をプルダウン_リストから選びます。(点番/点名/X座標/Y座標/Z座標)項目の設定が終了→【データ取り込み】Btを押すと、右側の座標簿に読み込まれた座標値が表示されます。この座標簿の座標値を基に、各種測量計算ができます。
●「GioLine」座標簿の点名XYZ値をDXF形式図面ファイルに変換する方法
〇【コンバート】Btの【Sima・DXF】タグを選択→【DXF変換】Btを押します。(この時の変換設定として、AutoCAD/AR_CADでは【座標変換しない】を選び、JW_CADでは、【座標変換をする】を選んでください。前者の2つのCADは座標値入力(原則として原寸大のmm)ができ、絶対座標で図面が作成できます。JW_CADでは、指定された基準原点からの相対座標で図面が作成されるからです。)
〇Z値や線は必要が無ければ【書き込まない】の設定OKです。
〇【DXF変換】Btで指定した保存場所にDXF形式図面ファイルが作成されるので、CADで開くことができます。
〇AR_CAD(略ARcad)で開いた時、点名・座標値・座標点が表示されていますが、【点のスナップ吸着】ができませんでした。点の【ドットサイズ】の設定値=0になっているのが原因です。これを解決する方法は、ARcadのGioPointレイヤに点が、GioPnameレイヤに点名、Gio_XYレイヤに座標値、Giolineレイヤに線が描かれているので、点(GioPoint)をスナップ吸着を有効にし、その他のレイヤは吸着無効にします。(右側のレイヤ設定アイコンの鍵をかけると有効/外すと無効)
この状態で、【要素選択】→【すべて選択】→点のみが吸着されてハイライト表示→右クリックで【プロパティ】→要素情報ダイアログで点のドットサイズを2.5を入力し、設定変更→【OK】、これで、点にもスナップ吸着ができるようになります。
点名や座標値の文字のサイズや色は同じ方法(目的のレイヤのみを吸着有効に設定)で、総て選択し、右クリックの【プロパティ】で出修正できます。また、総て選択状態でまとめて移動(位置の調整)することもできます。
〇設定が完了したら、他のレイヤの吸着は、有効に戻しておきましょう。
●AutoCADの場合は、オブジェクトズームで、図形を表示し、点スタイル管理で点の設定を修正してください。DXF形式の設置がそのまま引き継がれるので、文字や寸法スタイルの設定も初期設定の状態です。【デザインセンター】を開いて、流用したいスタイルを図面にドラッグする方法か、今回の図形自体を設定済みの他の図面ファイルにコピーする方法があります。<o:p></o:p>
拙作の使い方をブログに取り上げていただき、ありがとうございます。
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