所属している会の吟行会に参加しました。
今回は地元、各務原での開催です。岐阜・本巣・揖斐川・関・各務原・・美濃加茂と県内各地の会員が
集まりました。
一行40数名の参加で大型バス1台を借り切っての移動でした。
朝10時半、一同が揃ったところで成田山貞照寺へ向かいました。
貞照寺は女優の祖といわれ欧米でも「マダム貞奴」と謳われた川上貞奴が、現在の各務原市宝積寺の6000坪の境内地に私財を投じて作られたお寺です。
本堂・鐘楼堂・仁王門などを成田山新勝寺を模しており、昭和8年に完成しています。
諸芸上達 芸能の寺ということで、あまたの芸能人もお参りに来られているようです。
ここは境内に劇場型の農民舞台 村国座 があります。明治15年のこけら落としから百数十年の歴史を経て、近年修理されて現在に至っています。
毎年10月には地域の子供たちの村国座子供歌舞伎が上演されています。
村国座ではボランティアガイドさんの懇切ていねいな説明を受け、舞台に上がり奈落の見学もさせていただきました。
舞台には大きな円形の回り舞台があり、3m下の奈落で人力で動かす装置があります。これも昔からあるのだそうです。
お昼は中山道へ戻り、名物の きんぎょ飯の釜飯をいただきました。
午後は、脇本陣・街屋館をガイドさんの説明を受けながら三々五々、見て回りました。
鵜沼宿のモチノキ 天保年間に鵜沼宿で起きた火災では、この木を境に延焼が食い止められたと
伝えられています。
皇女和宮通行の際には伸びすぎた枝を切られた逸話も残されているそうです。
縄文時代中期~晩期の集落遺跡です。昭和41年の土地改良工事の際発見された10基以上の竪穴式住居跡があり、現在は公園として公開されています。
桜の大木もあるので、春に来れば、また違った景色が見れそうです。
紅葉した落葉もきれいでした。
ここでは、市の埋蔵文化財のガイドさんに説明をしていただきました。
一日の行程が終わり、遠くの方をお見送りしました。 今日は市内の歴史探訪とでもいえる一日でした。
ちょっとだけ、歴女!になった気分がしています。
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