(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

フュネラルアーティストの提案

2005-12-19 | アート
以前からご紹介しているアメリカの『アートペイントひつぎ』である。

今回は、ステンドガラス調の装飾ペイントや、ビーチの模様など、はたまた向かって右下の真っ赤なひつぎは、ファイヤーファイター(消防士のこと)の消火の図など、、。

その故人の職業の模様や、好きだったビーチの模様など『故人らしさ』を表現する絵柄が一杯ある。日本でこれと全く同じようにデザインする事は無理があるだろうが、、。

アメリカのフュネラル・アート(葬儀・葬式の装飾)には、こうして故人の生前の職業を取り入れたデザインなどが多く、故人の人生を物語るのにひつぎなどにこうしたアートペイントを施すのに規制は無い。

日本の葬儀の装飾(白木の祭壇)は葬式屋さんが作った物であるのを皆さんはご存知であろうか?日本の伝統でもなんでも無い葬式屋さんが考えた装飾なのである。だから、日本の葬儀は『故人が主役で無く』葬儀社主導になるのである。

日本のある葬儀社さんと御話しをしていた時、葬儀の値段はその亡くなった方の家の大きさや、車(外車か日本車か)などで、お金の取れる範囲を推し量り、家族が亡くなったドサクサに紛れて、祭壇を勧めるのだとか、、。

恐ろしい話である。勿論きちんとした葬儀社さん達もいらっしゃるが、、、。私はびっくりした。

葬儀とは、故人が主役であるべきでけっして葬儀社が主導であるべきではない。
勿論、値段も白木の祭壇なんか1日~2日レンタル料とすればそんなバカ高い料金になるはずがないのである。

私がこんな風に提案し、実際に実践していると、とても困難の連続でした。(今でも困難の連続です。)展示会をしようにも、葬儀社さんがひつぎを貸し渋ったり、私のデザインを真似し、自分達で横取りしようとしたり、、、。

もし、私のようなべらぼうな大金をかけなくても、ステキな葬儀式が出来るスタイルが日本中に広がれば、今までの自分達のスタイルが崩れるのを危惧しているのかもしれません。

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