(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

リッチモンドのアンティーク美術書店

2005-05-06 | アート
キュー・ガーデンと言う世界最大級の植物園が、ロンドン郊外のリッチモンドにある。
テムズ河に沿ったその公園は広大な土地に、様々な花や、観葉植物などが植えられ、キュー宮殿や、日本庭園、パゴダ(英語で塔の事)などがあり、今の季節なら美しいピンクの木蓮の花や、薔薇達で甘い香りと共に包まれている事だろう。 私の暮らしていたロンドン郊外の家からキュー・ガーデンまでは電車で15分位の位置で春や、初夏にはよく夢の花園を満喫しに、出向いたものだ。

そのキュー・ガーデンの近くに美しい美術本が卓さん並んだアンティーク書店が存在した。ステキなエンジェル達の描かれたカードや、大人っぽい絵本達、昔のウェディングドレスの写真集、シェイクスピア時代のドレスを今復元する方法を載せた本など、ワクワクするような本達が中古のせいで格安に手に入る。
ロンドンで葬儀・葬式装飾を学んでいると、その葬儀装飾の自由な発想とカラフルな花使いに脱帽されるが、ロンドンっ子達は普段から華やかな色や花達に囲まれて過ごしているので「人生のフィナーレ」を飾る時もあんなに美しいのだろう、、。
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ロンドンの繊細なファブリック達

2005-05-05 | アート
私が新しく考案するフュネラルアート・デザイン(葬儀・葬式の装飾)には、薄布を使ったヴェールの様な美しいデザインの物がある。これらの薄布達は大概が、ヨーロッパから仕入れて来た生地を使う。

ロンドンに滞在中、よく、エッジウェアー駅(Edgware)にある生地屋に通った。微妙な色や、繊細なレース地、刺繍、プリント柄等やはり日本製より美しさが断然に違う。ビーズを付けた物、上品な夢のようなモダンアートっぽいプリント、エンジェルなどがプリントされた美しい宗教柄の物まで、生地の材質そのものが日本のそれとは違う光沢と、感触を持ち合わせているのだ。

同じ色の様でも微妙に違うだけで、神々しさが失われる事が多々ある。特にフュネラル(お葬式)には故人を尊敬し、敬う心が第一なので生地選びには細心の注意を払う様に心がけている。私の考案する葬装飾には祭壇が無く、ヨーロッパ調のモダンなデザインなので、ロンドンで仕入れた生地達が大活躍するのだ。
近い内に私がデザインしたフュネラルアートの実際の写真をお見せしよう。
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ロンドンの公園には孔雀が放し飼いに、、。

2005-05-04 | アート
ロンドンで葬装飾の勉強をして居る時、holland park(ホランド・パーク)と言うマドンナとかが、家を持っている高級住宅地の公園に行った事がある。そこには常に孔雀が放し飼いにされていて、公園の奥にはニューヨークのセントラルパークにもある、お洒落なレストラン(ニューヨークのはターバン オン ザ グリーンと言う)が存在する。そこは美しいシャンデリアが天井から長く飾られた、夢のような場所で、ロンドンっ子がよくウェデングのパーティーをする所だ。

そのレストランの前にはローズガーデンと、藤棚があり、初夏には薔薇達と藤の花が同時に咲き、それは芳しい香りと、色の氾濫に何時間でもその場から動けなくなるのだ。

そんな夢の場所は同時に亡くなった方を冷安置する場所も存在するのだ。まさか公園のレストランの近くでは無いだろうが、ホランドパークに冷安置所があるとロンドンの葬儀社の友人が教えてくれた。あの夢のような場所から想像しがたくてちょっとびっくりした。
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ヨーロッパのキャンドルホールダー

2005-05-03 | アート
キャンドルはヨーロッパに限らず、西洋人達には好きなアイテムだ。ニューヨークに住んで居た時や、ロンドンで過ごした時にも、色んなインテリアショップや、蚤の市で買い求めた。特にヨーロッパ物は細工が細かく、ビーズで装飾した物やら、ゴールドに輝く物、ガラスのティア・ドロップ(涙型)の飾りが付いた物等、、、ほんとに美しい。
特に「Monsoon モンスーン」と言うインテリアから、服まで扱うブティックはロンドン市内のいたる所にあり、私の格好の遊び場となった。
キャンドルはデイナーの時につけたり、リビングに飾ったり色々な場所でその美しく輝く姿を西洋人は楽しむのだ。
フュネラル(お葬式)の時にも教会に棺と共に飾られる。ローマ法王のお葬式の時にも太くて、長いキャンドルが飾られていたのをお気ずづきだったろうか?私の考案する新しいフュネラルにもキャンドルは欠かせない。故人が好きだった色を中心にした、真紅や、紫、ブルー等のビビットなカラーのキャンドル達はそれだけで幻想的な世界に導いてくれる。
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黄金のモダンアート絵画: 「ファンタジア」

2005-05-02 | アート
私の母親は画家である。彼女の影響もあり、私は「装飾(空間デコレーションアート・葬儀・葬式装飾)」と言う美しい色の氾濫を上手くコントロールし、人にバランスの取れた美を与える仕事についた。ただ1つ違いは母親は平面上に表すアートなら、私は立体に表すアートだ。

この仕事と出会うまでの葛藤を私は小説にし、(小説はまたの機会にご紹介しよう)その本の表紙にも母親のモダンアートを表装として使った。

彼女の絵画はいたる所で私の役に立つ。光の屈折を表したような黄金の絵画は今までに見たことも無く、題は「ファンタジア」と決まっている。
見た人がどの様にファンタジーを作るかは、個人個人にゆだねられるのである。ある時、母親の個展に来た女性が、「教会などの天井に描かれてある、天使(エンジェル)達の天井画みたい」と表現した事があった。

私がロンドンで学んだ葬装飾も、故人の大好きだったモダンアート絵画を飾ったりする。
母親の「ファンタジア」はキャンパス100号や、50号と言う、かなり大きな物で、画面一杯に描かれた、光の屈折のような黄金達はそれだけでとても迫力がある。
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真っ赤な薔薇達

2005-05-01 | アート
真っ赤な薔薇達が埋め尽くされる様に飾られた棺。ガラス張りの霊柩車の中に鎮座するような美しい葬装飾を、ヨーロッパの街角で偶然見かけたその瞬間から、、私の葬式・葬儀装飾への関心は始まった。

日本では考えられない程のそのカラフルで美しい「人生のフィナーレ」を飾る夢のような葬装飾にカルチャーショックを受け、ロンドンで葬式装飾を学ぶ。

ガーデニングが盛んなロンドンでは、いたる所にフラワーガーデンがあり、私が住んでいた家の近くにも、ローズガーデンがあった。朝早く出かけると、まだ夜露に濡れた薔薇達が、誰も居ないガーデンでひっそりとその美しい肢体を風になびかせていた。

夢のような薔薇達の装飾は、なにも葬装飾だけに限らず、ギャラリーや、ブティック、レストラン等あらゆる所で見かけられた。特にオールドローズと呼ばれる19世紀以前からある深い色合いのローズ達。この薔薇達は今私達が親しんでいる薔薇の基となった花だ。
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