(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

イギリスのハートのデコレーション

2006-01-05 | アート
写真の白いハート型はイギリスの墓標である。

穴が沢山開いている所に、水を入れ、お花を飾るのである。

毎回このブログ内で言及しているが、イギリスは島国である為土地が少なく、土地が高いので、土葬よりも火葬が全体の約70%を占める。それゆえこの様な墓標をメモリアルガーデン(墓地)に印し、土に遺灰を埋めるのである。

大抵は、遺灰は土に返され、その上にイギリス人の大好きな薔薇などの苗を墓標代わりに植えるのがイギリスでは一番ポピュラーであるが、こうした墓標を建てる事も多々ある。

今までブログで沢山ご紹介して来た骨壷に遺灰を入れ、自宅などで保管される遺族達もいるが、ほとんどの遺族がメモリアルガーデンに遺灰を土に返す事が多い。

この墓標も可愛いハート型で、(勿論大人用)イギリス人は墓標にもハート型を用いた物が特に人気がある。

今までにもこのブログでイギリスの可愛い墓標を幾つかご紹介したが、ハート型が一番多く、フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)にもハート型が本当に多く登場する。

イギリスではウェディングでも、勿論ハート型が登場するが、フュネラル(葬儀)でもハート型は区別無く登場するのである。
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イギリス製の装飾ボックス

2006-01-04 | アート
イギリス製のストーン(石製)で出来た骨壷である。今回はペット用である。

ずーっと以前にこのブログでもご紹介済みだが、人用のこの様な四角いイギリス製で石製の骨壷もお目にかけた事があった。

イギリスでは人間用の骨壷もペット用も同じように、可愛く、デコラテイヴで、美しい装飾品と呼べそうな物が多い。

何度も言及しているが、日本と同じくイギリスは土地が少ない島国なので、費用の高い土葬よりも、火葬が全体の約70%を占める。
その為、人用でも、ペット用でもこうした骨壷が多く存在し、私もロンドンの現地大手葬儀社でフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)を学ばせて頂いていた時に随分と沢山の美しい骨壷達にお目にかかった。

写真の骨壷には向かって右端にお花などの模様が付けられてある。
イギリス人は皆さんもご存知のとうり、ガーデニングの盛んな土壌であり、薔薇を筆頭とする、生花の装飾がとても多く、それは、葬儀のデコレーションにも多く取り入れられてある。
例えば、私が以前にもこのブログでご紹介した墓石などにも薔薇などの装飾飾りが施され、それは、墓石とは思えない鮮やかさである。

墓石の事もまたご紹介しよう。
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アメリカのモダンなインテリア家具

2006-01-03 | アート
アメリカ製のひつぎラック家具である。

黒い枠で囲まれたラックは、本棚に使用したり、コレクションを入れて飾っておける生前から使えるひつぎ家具である。

このオーダーひつぎラックには、そこの部分が無いので実際に、『ひつぎ』として使用する時は、そこの部分を張りつけないといけないが、それ以外は実際に使用するひつぎと同じサイズで作成されており、故人の要望によっては、色などもオーダー出来るようだ。

このひつぎラックに関しては、実質的な『ひつぎ』と言う役目よりも、モダンで斬新なデザインのインテリア家具としての役目の方が大きいようだ。

アメリカのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は、モダンなインテリアとしての取り入れ方が多い。
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1900年代のヨーロッパのウェディング

2006-01-02 | アート
1906年、20世紀初頭の頃のイギリスのウェデイング・セレモニーの様子を捉えた写真である。

花嫁が持つブーケの他に、ブライドメイド達(大抵は花嫁の友人達)が手にしている花はフラワー・バスケットである。

フラワーのアレンジをリボンで飾ってブライド・メイト達がウェディングにまさしく『華』を添えているのである。

イギリス等のヨーロッパでは、何度もこのブログでもご紹介しているが、ウェディングのフラワー・アレンジと、フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)はさほど変化は無い。

殆ど一緒である。ブライド・メイドが手にしているバスケット・フラワーも濃い色のカーネーションであるし、私がロンドンで学んだフュネラルアートでもバスケットにリボンで飾った葬儀用のフラワーも真紅のカーネーションやら、ピンクの薔薇やら、オレンジのゆりなど、ウェディングと同じアレンジで、同じ色花で表現され、それは美しかった。

日本の『白』が基本のお葬式花では無く、故人が好んだ色の花々を思いっきりアレンジにして、『故人』を悼むのである。

ウェディングも花嫁が一番好きな花をブーケに持つことが最も多いのであるから、フュネラルでも『故人』の大好きだった色の花を手向けてあげていけないと誰が決めることが出来るのであろうか?

日本の葬儀社主導の葬儀に疑問を抱くのは何も私だけでは無い筈である。
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