街中を歩いてたら
本当にふわっという感じで
コーヒーのほんのりした香りが流れてきて
それがすごく心地よくて
一瞬違う世界に入り込んだような気がした
わたしはもともとコーヒーはそれほど好きではなく
お腹もゆるくなりがちなので
自分から進んで飲むことはないし
コーヒーの香りが好きと思ったこともほとんどなかった
だからその感覚がすごく意外で
何か新しい世界を発見したような気になる
たぶん香り自体もコーヒーの中では好きなタイプで
それが一瞬ほんのり香ったっていうのが
よかったんだと思うし
今まであまり好んでこなかったものでも
好きになれるところがあったって知って
ちょっとだけ自分の世界が広がったような気持ちになったし
その道を歩くお楽しみが増えた
相変わらずコロナで閉塞感が続く日々には
本当にありがたいことだし
もしかしたらわたしは
物事のいいところをたくさん見逃してたかもしれない、なんて思ったりする
コーヒーのほんのりした香りが連れてきた非日常が
わたしにあれこれ考えさせてくれた
晩秋の昼下がりのお話、でした
遊びに来てくださって、ありがとうございました