kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

続く戦いの中で

2024-09-08 16:56:22 | 日記
いや~、昨夜のパリパラリンピック

車いすテニス男子シングルスの決勝、しびれましたね

小田凱人選手は最初調子がよかったので

第一セットを取ったとき、これは勝てるんじゃないかと思っていたけど

そのあと第二セットを落とし

第三セットもマッチポイントを取られてしまい

もう無理か・・・と思ったところから怒涛の巻き返しで5ゲーム連取で勝利

こんなことあるんだなって思わされるような試合展開で

きっと私だけじゃなく多くの人が

最後の最後まで目が離せなかったと思う

そして試合後は「ここで金メダルを取るために生まれてきた」と

小田選手らしい発言で締めくくってた

彼は今までもどちらかというとビッグマウス的な発言をして

でもそれをちゃんとかなえてきているけれど

現実には9歳で骨肉腫になり手術や化学療法を経て

大好きだったサッカーをあきらめ、車いすテニスと出会ってここまでがんばってきた

でも11歳と13歳の時には肺転移が起こり

その都度化学療法や手術を受けているにもかかわらず

この病気の完全緩解は6年後の2030年で

それまで治療は続くのだそう

だからね

もう人生の半分以上を病気とともに生き、苦しい治療を続けているし

それでもまだ完治には至っていないから

体調は今後どうなっていくかもわからない中で

「今」に全力を尽くすっていうのが

彼にとってはすべてなのかもしれないと思う

まあ厳密にいえば

誰だっていつ事故で命を落とすかわからないから

そういう意味ではそう違いはないかもしれないけど

病気を持った人はもっと命の危機にさらされるわけで

わからない数年後のことより今を大切にするっていうのが

一番大事なのかなって思うし

きっと病気のこともテニスのこともつらいことはたくさんあるだろうけど

そういうのを乗り越えるのに大きめな発言をして

自分を鼓舞しているのかもしれない

まあ実際どうかは本人しかわからないけれど・・・

何はともあれ、パリパラリンピック優勝はすばらしいし

これからもテニスを全力で楽しんで

病気にも打ち勝ってもらいたいなって思った

車いすテニスの小田凱人選手のお話でした



遊びに来てくださって、ありがとうございました

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