今日のネットの記事を見てへぇ~って思ったのが
猫の寿命を倍にできるかもしれない薬を開発中、ってお話
内容は
猫には腎臓病にかかる子が多く
それで命を落とす子がかなりいるんだけど
猫はAIMという免疫細胞を元気にするたんぱく質が正しく機能していないので
正しく機能したAIMを若いころから投与してあげると
腎臓病にならず、寿命が延びるってことらしい(犬などほかの動物ではちゃんと機能しているとのこと)
今試験投与していて、腎臓病の進行が止まったことも確認されてるそう
これ、飼い主さんからしたら一見朗報だと思うけど
よく考えてみると
いくつか疑問点が出てくる
例えば
腎臓はよくなってもほかの部分はどうなのか、ってこと
足腰とか飲み込みとかそういうところは変わらないなら
寝たきりで長生きって感じ・・・?
それから
今の寿命が15年として、倍生きると30年になるけど(実際30年を目指してるみたいです)
そうするとその猫にかかる費用も倍になり
15年でおおよそ240万円ならば
30年なら500万円近くになるから
猫を飼う人はそれだけの経済的余裕がないとダメってことになる
また
飼い主は最後まで看取ることが前提だから
80歳まで生きるとしたら
最後の10年は自分の体調も考えて猫を飼うのは難しいとすると
40歳を超えると猫を飼うのは難しくなるかも
それと
長生きのために飼育が難しくなるってことも考えると
デイサービスや老猫ホームみたいな施設の充実も必要になるかも
寿命が延びるってことは
その命を最後まで守る責任も増えていくわけですから
単純に長生きできてよかった、みたいにはならないですよね・・・
だから
そういう薬が開発されるのなら
それに伴って起こりうるいろんなことも一緒に検討・対処して
人も猫も安心して生活できるような取り組みを
ぜひお願いしたい、と思った
猫の寿命が延びるかもしれない薬のお話でした
遊びに来てくださって、ありがとうございました