kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

元はそういうことだった

2024-11-02 17:47:04 | 日記
わたしは行ったことないけど

インド辺りでは僧侶は黄色っぽい布(僧衣)を纏っていますよね

あれってちゃんと意味があって

仏教では僧は財産を持つことを禁じられていて

また物欲などの欲を断つことが基本的な教えであったため

頭は髪型を気にしないように丸刈りにし

服装はファッションを楽しむなんてことはもってのほかで

持つことが許されたのはたった3枚の衣

しかもその布は糞掃衣と言って

ゴミ捨て場や墓場から拾ってきた布切れを縫い合わせたものなんですって

それをまず腰回りに纏い

余った部分を肩にかける

これが僧衣なのだそう

そして色が黄色っぽいのは

拾ってきたものだから華美ではなく汚れた地味な色という意味らしい

でも日本ではそんなの着てる僧侶はいませんよね

それは仏教がインドから中国に伝わったとき

気候などの関係で1枚の布を纏うだけでは暮らせないため

その地に合った僧衣が作られて

それが日本に伝わったとのこと

だから同じ仏教でも僧衣はこんなに違うんですね

そして袈裟というのは

赤褐色を意味するサンスクリット語の「カーシャーヤ」から来てるのだそう

もちろん赤褐色というのは汚れた布の色を意味していて

実際の袈裟はずいぶん違ってるけど

言葉だけは伝わってきてたんですね

まあ実際は「欲を断つ」とかそこらへんは

今の僧侶の方々はどうとらえてるのかな?ってちらっと思ったりはしますが

もともとの仏教の意味や様子にたまに触れてみることで

こういう思想が人々を長い間支えてきたことがわかるし

宗教というとちょっと堅苦しそうであまり興味が持てないけど

こういうところから入っていくと

なるほどと思える部分もあるのかなって思った

僧侶の服装のお話でした



遊びに来てくださって、ありがとうございました

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