今日のお話は
母の最期の日のこと
わたしの忘備録のようなものですので
こういう内容が苦手な方はスルーしてください
母が濃厚接触者となり面会もできないので
退院の準備を少しずつ始めていた5日土曜日の午前中
病院から電話があり、もしかしてコロナに感染?と思ったら
夜中から数回吐いて、その後も状態が落ち着かないのでご家族はすぐ病院に来てくださいとのこと(また脳梗塞が起こった可能性あり)
慌ててお部屋に向かうと(感染対策ばっちりで)
あえぐような肩呼吸で苦しそう
酸素を4L吸入してたけど
コロナでかなり知れ渡った”血中酸素飽和度”が80%くらいしかなく
時々左手をもぞもぞ動かしている
それで声をかけてみると言葉ははっきりしないけど
質問には首を振ってちゃんと答えられて
ちょっと苦しい、だるい、という症状がある
なので手や足を握ったりさすったりして
体の向きを変えたりもして
口が乾いたときはスポンジに水を少し含ませて口中を拭くようにして
母の様子を見守る
家に帰りたい?と聞くと頷くので
「そうだね、帰ろうね」と声をかけつつ
それ以上なんと言葉をかけたらいいのかわからなくなる
その後2時間ほどは同じような状態が続いたけど
見た感じはそれほどつらそうな感じではなく
もしかしてこのまま落ち着くかも?と思った矢先
急に脈が落ちてきて
あっという間に0に近づく
耳は最後まで聞こえているということなので
母には何度も言ったけどもう一度感謝の言葉などを伝えて見守った
最後は本当に穏やかで
顔もぱっと見はただ眠っているよう
だから母や私が一番希望していた「できるだけ痛い苦しいなどのつらい症状なく」というところは
まあまあかなえられたかな・・・
母の場合はがんにより脳梗塞が起こったけど
もともとの痔の出血や不正出血があって、脳梗塞の治療で出血多量となり危険な状態に陥ったので(不正出血はがんが子宮などに転移した可能性あり)
入院した時点でこの先何が起こっても病気の治療はしないと決めてあった
だから常にがんや脳梗塞、出血で命が危ぶまれる状態が続いていて
それゆえコロナ禍でも毎日面会が許されたんだけど
あれから1カ月近くいい状態で過ごすことができ
1泊だけど外泊もできて
少しだけどおいしいものも食べて
まあまあいい時間が過ごせたと思うし
最後もわたしたちが駆け付けるまで待っていてくれて
本当にありがたかったし
してあげたかったこととか、もっといろいろできたかもしれないとか
私自身として思うことはあるけれど
母に対しては本当に感謝しかない
言いたいこと言いあって、ものすごく仲がいい親子ってわけでもなかったけど
介護させてくれてありがとう
たくさんの思い出をくれてありがとうと
何度でも伝えたい
いくつになっても
親ってすごいなぁって思います
遊びに来てくださって、ありがとうございました