ネットのニュースで「えぇっ!」って思ったのが
ALSの新薬として
メコバラミンが製造承認されたっていう話
ALSはもう多くの方が知っている通り
筋萎縮性側索硬化症のことで
これは脊髄の神経がダメージを受けて発症し
体を動かすのに必要な筋肉が徐々に痩せていき
力が弱くなって思うように動かせなくなる病気で
手足だけじゃなく、舌や呼吸筋なども動かしにくくなり
食事もできず、呼吸も難しくなっていく場合もある難病
今までも治療薬は2つ出ていたけど
平均余命が90日延長するくらいで、どうなんだろうと思っていたら
このメコバラミンは何と平均余命が500日も延長するという
って、すごくないですか?!
しかもこの薬、もともと末梢神経障害の薬としてすでに発売されていて
新薬開発の元手はかかってないから
きっと安価で治療できるんだと思う
これは本当にいいことですよね
あ、末梢神経障害の薬っていうとすごいものじゃないかと思うかもしれないけど
これはビタミンB12の製剤で
貧血とか手足の冷えやしびれを改善するお薬
一般的にはメチコバールなどと呼ばれていて
うちの母も足のしびれで内服してた
たぶん相当多くの人たちが使っている薬だと思うし
これがまさかALSに効くとは・・・
ただ
ALSは意識ははっきりしてても食べられない、話せない、動けない、息が苦しいなど
ストレスがかなり大きい病気だから
つらい時間が延長されるなら、それほどうれしい話ではない
だから
長く生きられるなら、症状も緩和して
日々を楽しめる、そんな時間が長くなるような薬であってほしいなって思う
そのあたりの細かい状況はまだわからないけど
この病気がいずれはきちんと治療されて
患者さんたちが穏やかな生活を送れるような日が来ることを
願ってやみません
遊びに来てくださって、ありがとうございました