暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

憧れのタカラヅカ

2015-06-19 00:12:31 | シンガーソングライター

こんばんは。
今夜は風も強く、明日は傘が離せない一日になるそうで少し憂鬱です。

さて、タカラヅカ♪
私が初めてタカラヅカを見たのは、まだ記憶も曖昧な幼少の砌です。タイトルは、母に聞いたところ『海鳴りにもののふの歌が』だったそうです。
内容は当時の私には、さっばりわからないのにその華やかさと美しさに圧倒されて、頬が真っ赤になっていたそうです。
とにかく、母が熱烈なヅカファンでした。娘をタカラジェンヌにというとんでもない野望を持っていたのです。
幼稚園に入園したばかりの私に問答無用でバレエを習わせ、ピアノを習わせ、ついでに声楽の基礎も習いました。
初めて着た衣装は赤いチュチュも可愛らしく嬉しかったですが、先生はとにかく厳しい方でした。ヅカ出身の先生で発表会は宝塚大劇場で踊る事が出来たのは光栄な思い出です。
ですが、母の野望はトゥシューズの痛さに耐えられなかった私の意気地のなさで、儚く消えました😥身長の低さも…
そして、私自身がヅカファンになったのは、母の野望が消えてから数年後、雪組の麻美れいさん、遥くららさんのゴールデンコンビを見た時です。
タイトルは、『ブルージャスミン』ハーレクインロマンスが原作で、麻美れいさんが砂漠のベドウィン族の王子様、母がスペイン人というハーフの王子様の威厳ある姿に、この人が女性なのが残念に思う程カッコ良かったのです。娘役の遥くららさんも美しく勝気な女性を見事に演じ、二人共演技も歌もダンスも素晴らしく、午前の部を観に行ったのにそのまま午後の部のチケットも即買って観ました。
遥くららさんの退団公演『風と共に去りぬ』は朝始発に母と乗り、劇場前に並びました。私のような少女にもヅカファンのお姉様達は優しく「寒いけど頑張ろうね」と声をかけてくれたり、お菓子をくれたり、観たことのない「うたかたの恋」の話をしてくれたのも未だに覚えてます。
何時間も並んでチケットを手に見た『風と共に去りぬ』の素晴らしさはどう伝えていいかわからない程素晴らしい舞台でした。
映画に負けない出来だったと断言できます。
そうして退団されたくららさんを追うように、麻美れいさんの退団が決まり演目は『遥かなる黄金の国』原作は「風のゆくえ」というマンガでした。
麻美れいさんの相手役に一路真輝さんが娘役に抜擢されました。
れいさんは、ヴィットリオという情熱的なイタリア人、一目惚れした一路真輝さんを強引に妃にします。
政略結婚で反抗していた女性が次第に夫を理解し、愛するようになる心をまだ若い一路真輝さんは初々しく演じてました。
大きな愛で妻を守り戦う男性をれいさんはさすがの貫禄で演じて、タカラヅカを後にしました。
次に私が好きだったのが、月組大スター大地真央さんと相手役黒木瞳さんです💕
何回か舞台を見たら、またもや大地真央さんの退団か決まり、一緒に黒木瞳さんも退団されました。
ファンになったらすぐ退団で悲しかったです。
月組はダンスが上手く、大地真央さんが若いからか脇役も若く雪組の重厚な舞台に比べるとアドリブを毎日入れたりコミカルな舞台が得意だったと感じました。
大地真央さんと黒木瞳さんの退団公演は『二都物語』です。グッとシリアスな話です。
大地さん演じるシドニーは、瞳さん演じるルーシーを愛していましたが二人は結ばれません。しかもシドニーは愛するルーシーのために絞首刑(ギロチンだったかな?)になるルーシーの夫(剣幸さん)と何故かよく似ていたので獄中で彼と入れ替わり、彼の代わりに刑を受けて命をルーシーに捧げます。
今から死ぬというのにシドニーは、ルーシーの幸せを守ることが出来た自分が誇らしく、笑顔で死に向かいました。
私はもう涙、涙で顔がグチャグチャでした。
お二人の退団後は、たまに涼風真世さんの舞台や天海ゆう希さんの舞台を見たりする程度までヅカ興味は薄れていましたが、ついにきました!
一路真輝さんの『エリザベート』です。
死の国の王トートを妖しく美しく演じ、素晴らしい歌唱力で私は舞台の虜になりました。ミュージカルというのも良かったですね。
何度も再演されるエリザベートですが、一路真輝さんの舞台が一番好きでDVDも買いました。
退団後に一路真輝さんがエリザベートを演じる舞台も行きましたがまた趣きが違い、美しいエリザベートでした。
最近では、誰が好きというより演目で観に行ってます。
銀河英雄伝説(ちょっと無理あるけど)やメイちゃんの執事、逆転裁判シリーズなど。次はるろうに剣心があるので、行って見ようかと思ってます。
宝塚に近い市に住んでいると一度はヅカ熱にかかりますね。
ステキな夢の舞台に酔ってみるのもいいものですよ🌸🌹

読んでくださりありがとうございました。
また、明日…





菫の花咲くころ♪