こんばんは。
先日記したように私には霊感めいたモノは一切なく、誰もが持っている、点が3つあれば人の顔に見えるとかシャワー中に背後に誰かいるように感じるという赤ちゃんから持ってる本能と勘違い現象しかありません。
幽霊など絶対に視たくないので、それは構わないのですがいわゆるスピリチュアルな神様からのギフトを頂きました、とかいう話には憧れます。・:*ウットリ・:*:・
でも、なかなかそんな体験はないんですねぇ。
(宗教的な勧誘には警戒して、怪しい勧誘には
「忙しいので!」と話は一切聞きません。)
さて、そんな私の不思議体験は…
中学生の夏でした。
夜ふかしして、本を読んでいた私は1時を過ぎて「あ~もう寝なきゃ」とベッドに転がりながら、天井を見ました。
部屋の電気を消し忘れたので、ベッドのライトを点けて、部屋を暗くするため起き上がりスィッチに手をかけた時に階下から母の声が聞こえました。
「いつまで寝てるの!遅刻するわよ!」
今寝ようと立ちあがったのに、もう朝?寝た記憶もないし、ベッドだって綺麗なままなのに!
私は混乱する頭をかかえながらも、洗顔を済ませ、朝食を食べ制服に着替えて学校に行き、早速友人達にこの話をしたら全員、
「それはベッドで寝たんだよ~ライト消さなきゃって思いながら寝たの。凄く深く寝たからパッと起きた時に寝てないように感じたんだね~○○らしい」
「寝ぼけただけやわ」
など、普段の私のおっちょこちょいな所を良く知ってる友人たちは、「絶対寝てない」と言う私を信じません。
今でも不思議なんですね。
私は、寝たんでしょうか?ベッドに入り、天井を見てライトを消しに行ったら、寝てないのに朝でした。というのは私の錯覚で、実は深く深く寝ていた…んでしょうか。
もう一つは大学生の時。
論文提出が迫り、いつものように夜中まで資料を整理し、一生懸命原稿用紙のマスを埋めていきながらも睡魔に襲われてウトウトしていた時に携帯が鳴りました。
メールでなく、着信。こんな夜中に誰が!と液晶画面を確認せずに
「はい」と受けると「○○ちゃん?」としばらく合わなかった父方従姉の声。4つ上の彼女は滅多に会えないけど、会えばいつも優しく私は大好きでした。
「久しぶりやね、元気?」と九州地方の方言が入った暖かい声です。私は連日の寝不足もあり、少しハイになりながら自分の近況などを話しました。
彼女は「そうなん?」「いや面白いわぁ」と話を聞いてくれましたが、そういえば夜中の電話の用事を話さないので、「お姉ちゃん、話があるの?」と私が聞いた途端に、携帯の電源が切れて不通になってしまい、私は慌てて充電器からコンセントを抜き、携帯に差してリダイヤルをしましたが、いっこうに繋がりません。
何度か試みた後、私は疲れて携帯を置きました。
そして、部屋のソファに転がりました。
お姉ちゃん、何を話したかったのかなぁと眠くなる意識の中、ふとお姉ちゃんから電話がかかる筈が無い事実を思い出して、私は一気に目が覚めました。
従姉のお姉ちゃんは、事故で意識の戻らない状態になり、病院で体にコードを沢山つけて意識の回復ため闘っているはずです。
だったら、私は、誰と話したの?と携帯を改めて見ました。
画面にはもちろんお姉ちゃんの名前はありません。
携帯の画面には、名前も電話番号すら残ってなかったのです。
リダイヤルした記録すらありません。
今度こそ、私は絶対に寝ていないのに、話すはずのない人と話したのです。
ですが、一度もお姉ちゃんは自分の名前を名乗らず私の話を聞くだけでした。
だから、この話を友人にしたら、私がお姉ちゃんを心配しすぎて電話した夢を見たんだよとか、私が相手を確認してなかったから間違い電話を相手は言い出せずに私の話を聞くしかなかったんじゃない?など言われてしまう始末。携帯に何の記録もなかったから夢を見たというのが有力な結果です。
私は、携帯の明細記録を見ませんでした。
お姉ちゃんはきっと私と話したかったんだと思うことにしたんです。
幸い従姉は意識が戻り、リハビリに励んで多少話すことや身体に不自由はありますが元気です。
リハビリ中にお見舞いに行った時、私と話した夢とか覚えてないか聞きましたが、従姉は「何も覚えてないけど、私は色んな人に会いたいと思っていたと思うよ」と笑って言いました。
やっぱり夢かもしれないけど、従姉と私は確かに話したと思っています。
2つとも夢オチか!とお叱りを受けるかもしれませんね😓
霊感のない私の不思議体験は夢物語。
でも、皆さんにもどうしても納得出来ない、でも誰にも信じてもらえない、そんなお話はありませんか?
夢にしておきましょうか…それとも不思議体験?
どちらも怖くないけど、何か不思議なトンネルを通って帰ってきた感じがします。
夢十夜…漱石先生には全く及ばない私の夢話です。
読んでいただきありがとうございました。
では、また明日…

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