暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

夏風邪なんて久しぶり

2015-06-30 21:24:52 | シンガーソングライター

こんばんは。
 タイトル通り、夏風邪をひいてしまいました😷
発熱、鼻水、軽い腸炎で、咳がないのは喘息持ちにとっては不幸中の幸いです。
今朝から喉が痛くて、リンパが腫れてるかもと思い、歩いて10分弱の内科に行きました。
幼い時は、少し怖いお祖父ちゃん先生(と言っても、まだ50代だったみたいですが)に注射を打たれて泣いたり、別に痛くない心電図や耳鼻科でもないのに吸入器があり「ハイ、吸入して帰って」と言われただけで涙ぐむ何とも厄介な子供でした。
そもそも小児科に行けば良いものを、母の風邪に付き合って行った私も軽い風邪にかかってたので、ついでに、治療を受けたのが始まりでした。以来、風邪やら腹痛やらお世話になりました。
 今はおじいちゃん先生は、裏の自宅でゆったりと老後を楽しんでます。曾孫さんとコマ回しをしている姿を見て心が和みました。
命に関わるような病気と戦ってきたわけではないけど、町のお医者さんとして、またこの辺りの学校の校医として皆の健康を考えてくれた先生。命に関わらないと言っても肺炎で亡くなる方も、タミフルなどまだない時代はインフルエンザが重篤な病になって亡くなった方もいました。気楽な医者なんていませんよね。
引退した今は、趣味の絵画や旅行を楽しんでいらっしゃるそうです。
おじいちゃん先生、私の娘は私に似て泣き虫なんですよと言ったらきっと眼鏡をズレを直しながら、「あんたみたいに注射であんなに泣かれたらかなわんなぁ。悪いヤツらをやっつけてやったのに、中々泣き止まないんやから。引退して良かったわ。息子から甘い薬貰って帰り。お大事に」
とか言いそう。
 その息子の若先生もおじいちゃん先生が頑張って現役を続けたので、やっばり初老で、子供から見たらおじいちゃん先生って呼びそうでした。良く似た親子です。
「喉が腫れてるねぇ。熱が出るかな?解熱剤も出すね。
あ、喘息あるの?念の為咳止めの薬も出すか。抗生剤三日分飲みきってね。熱が下がったら来なくていいからね」
手際よくカルテを書きながら、喉のシコリの有無や血圧を測る。
 服を直してる私に、「帰ったらすぐに薬飲んでね。夏風邪は長引くから、暑くても扇風機やエアコンかけっぱなしで寝ない事」
扇風機をかけたまま昼寝をしてたことなどお見通しなのでしょうか…

しかし、今日は娘の懇談会です。眠くなる薬を飲むわけにいかず、小学校から帰ってきたら熱がドンと上がり、現在38,6℃。町医者だってキビシイ縄張り合戦に勝ち残った親子二代の名医との噂は伊達じゃなく、私はクスリを飲み、子供達は母の家に避難させて、久しぶりの熱で頭がぼうっとします。苦しくて吐く息が熱いけど、お腹も不安定なので、ぬるくした麦茶で喉を潤しました。
 思えば年末から、卒業式の準備や入学式の準備、娘の進級準備、遠足に重なる保護者会、中間テストに期末テスト、2つの個人懇談会と駆け抜けて、病気にかかるヒマもありませんでした。
これは身体が電池切れしたのですね~
苦しいのは体のサインを無視してきたせい。
 熱が下がるまで寝ようと思います。
雨の音が聞こえます…昔、熱い額に冷たいタオルをあててくれたのは
母の優しい手でした。
 私は自分で冷えピタシートを貼り、ベッドに向かいます。
おやすみなさい…

読んでいただき、ありがとうございました。
では、また…




初夏だからこそ粋に着物を…浴衣もステキ

2015-06-30 00:25:12 | シンガーソングライター

こんばんは。
滅多に着る機会のない着物ですが、それ故に憧れがあります。
幼少の頃、出入りの呉服屋さんがいて、三月に一度か半年に一度祖母と母は着物を誂えてました。
お茶の会で必要だったのです。
「やっぱり、今時の着物より戦前の方がいいわねぇ」
横浜出身の祖母は関西の訛りがなく、娘の母にもないのですが、私は標準語にごく僅かな関西の訛りと京なまりも入り、生粋の生まれも育ちも兵庫県と言っても疑われます。

 とにかく祖母と母はお正月の初釜のための着物を真夏から仕立てていました。
「そうですねぇ。戦前のものには気品がありましたねぇ。京都は焼けてないと言っても、加賀友禅はかなり燃えましたから。お気の毒に、前田家の分家さんも当時は結構な振袖を何枚も質屋に出したとか」「ああ、聞いたことがあるわ。本当に大変な時代だったわね」「戦後も40年以上経ちましたからね、あの頃と今じゃ流行が全くちがいますよ」鮮やかな反物が部屋一面何枚も広がり、百人一首の龍田川が唐紅に染まったようとは、こんな風でもあろうかと思う程華やかです。あの頃の母はまだ20代後半、祖母は60歳を少し越えたあたりでした 
「このあたりなど大奥様にお似合いかと」「若奥さんにはこちら」
父は二人きりの姉妹の姉である母と結婚して婿養子になった人です。嫁の苦労を母は味わってない幸せな人です。
だから、昔なじみのお年寄りの方は、母を若奥さんと呼びます。
この呉服屋さんもそうでした。
母は梅をあしらった友禅の訪問着、祖母は山吹色にパールのような輝きを放つ色留めでした。
ついでにと祖母は私に七歳の七五三の着物を作っていくれました。
これがまた大変で、祖母は吉兆柄と言って譲らず、母は桜や牡丹、芍薬などの花柄を負けじと押します。
真夏の気怠い午後、何度も着物を脱いだり着たり、祖母の吉兆柄に決まれば、帯です。これも金糸がメインか銀糸メインかでもめ、結局、月山に月がかかり、桜の花びらが散りばめられている金糸銀糸で織られた物になりました。
この帯は本当にステキで、私の娘も昨年つけました。
 今では親子三代で、呉服屋さんが来て着物を誂うなんてなくなりましたね。
母はもう着物なんて動きにくいと洋服一辺倒ですが私は、着物好きです。最近は友禅は友禅でも、久保田一竹先生が作った一竹辻ケ花に憧れます。絞りの技術も素晴らしく、一竹辻ケ花は美術館もあります。そしてお値段、幾らすると思います?
帯だけで普通の着物が二着作れます。
訪問着となると、桁が2つは違いますよ…!
手が出ませんが美術館での試着くらいはしたいものです。
 日本の民族衣装、着物。着付けは慣れたら簡単ですし、つい昭和時代には着物を日常的に着てるお母様もいました。
帯だって普段着なら、お文庫で充分です。
 夏は単衣なので、薄くて軽いし、洋服だってガードルやコルセットをワンピースの下に着ればサウナ状態です。
思い切って絣などにチャレンジしませんか?
いきなりは…という方は、娘さんと一緒に夏祭りや花火大会には浴衣で行きましょう。浴衣は着付けも簡単です。
白地に青やピンクの朝顔。私のお気に入りは紺地に白百合を大胆にあしらったものです。ひと頃流行ったレースの帯やゴスロリ系の簪や帯など、付けなくても浴衣は充分女らしさを演出してくれます。髪をキッチリ結えば眩しいうなじに彼はドキッとしますよ💕
派手でない粋な白地に真っ赤な彼岸花の浴衣や紺に向日葵も粋です。凛とした日本女性らしい貴女に、家族も彼も見直して大和撫子の良さを再確認で来ます。
 梅雨が明けたら、ぜひ着物で街に出てみましょう🎵
誰もが振り返る着物美人ですよ。メイクはUVケアだけは、しっかりと後はナチュラルメイクです。

読んでいただき、ありがとうございました。
では、また明日…










 一竹辻ケ花、1回私のところに来てください🌸