残り4話で最終回ですが、おまけを1話つけて後5話書いたいます。残りはどの話も
かなり泣けると思いますので、最後に沢山泣いて下さい。のこり5回分なので、もう
一気に毎日アップしますね。
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第38話「最後のコンクール・抽選会」
2011年8月7~13日に、広島市文化交流会館で行われる「吹奏楽コンクール広島県予選」
高校A部門は8日9日の2日間なのですが、その演奏順を決めるくじ引きが、6月25日に
エリザベト音楽大学で行われた。
娘達の高校は、なんと、いの1番の演奏順を引き、それを聞いた吹奏楽関係者、経験者が、
色々なコメントをくれるが、誰も「素晴らしい!良い番号じゃないですか」とは言わなか
った。
基本的に「いの1番」は、審査員の先生方が、これから2日間の演奏に対する採点の基準
にするために付ける点数だから、満点を付けるとは思えない。
もし1番に満点をつけたら、それより良いチームが出てきた時、差を表現出来ないからで
兎に角「良い点が出難い順番だよね」とみんなに言われる。言われれば最もな話だが、
そうかといって、最初から諦めるわけにはいかない。
(解説:満点は出ないと思うでしょ。満点って意外と出るんです。例えば前年2010年のH山
は4位抜けだったのですが97点もあったんです。1~3位は満点、次点の5位は92点)
中でも1番ショックなコメントをくださったのがF氏(高校時代普門館出場の経験もあり
今も一般バンドでサックスを吹きコンクールにも参加している)は、
「あら、最悪の籤でしたね」と言い切ったw
「やはり最悪ですか?」
「いの1番の籤で県代表になったところは殆ど無いはずですよ」
娘にその会話を話すと
「代表になったところがないことは無いんよ。SもKもいの1番を引いたけど、その年も
ちゃんと中大に抜けてるんだから。ただO先生もN先生も『あの年のことは今でも忘れな
い、しんどかったけど良い思い出だ。だから頑張ったら行けますから大丈夫ですよ』と言
ってくださった」とのこと。
ライバル校の顧問まで「いの1番くじ」に対してコメントをくださるなんてありがたい。
前年は自然気胸で県大会に出場できなかった娘、奈々子(中国大会には出た)。今年は
部長として、舞台の上で発表を待ち、推薦状を受けとる気満々だったのに。
抽選後、数日が経ったある日
「腹が痛い。背中が痛い」と顔をしかめるので「どうした?」と聞くと
「いやね、よっぽどの演奏をせんと県大を抜けれんけえね、H山に何が不足しているのか
ってみんなで話し合ったんよね。そしたら『所さんの吹奏楽の旅』でも、全国の強豪校て
基礎体力をつけるのに腹筋とか背筋とかしてるじゃない。じゃけ、うち等ももっと筋力を
付けなきゃってことになって、昨日から練習前に腹筋50回、背筋50回をノルマにした
んよ。だから腹筋が痛い痛い、足もパンパン」
「いきなり50回か、そりゃ無理じゃろ」
「やったわいね、意地で」
「無理したら自然気胸にまたなるで」
「ほんまよね。相場君も再発しとったしね!」
「じゃろ、先生も『気胸の再発だけは勘弁して欲しい』って言よちゃったけえねw」
自分達で考えて始めた「筋トレ」。まったく今までなかった練習なので、無駄ではない
だろうし、1番くじのおかげで『足らないもの』を子供達だけで考え実行したことは
誉めてあげたい。
が、いきなりは50回は・・・w
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かなり泣けると思いますので、最後に沢山泣いて下さい。のこり5回分なので、もう
一気に毎日アップしますね。
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第38話「最後のコンクール・抽選会」
2011年8月7~13日に、広島市文化交流会館で行われる「吹奏楽コンクール広島県予選」
高校A部門は8日9日の2日間なのですが、その演奏順を決めるくじ引きが、6月25日に
エリザベト音楽大学で行われた。
娘達の高校は、なんと、いの1番の演奏順を引き、それを聞いた吹奏楽関係者、経験者が、
色々なコメントをくれるが、誰も「素晴らしい!良い番号じゃないですか」とは言わなか
った。
基本的に「いの1番」は、審査員の先生方が、これから2日間の演奏に対する採点の基準
にするために付ける点数だから、満点を付けるとは思えない。
もし1番に満点をつけたら、それより良いチームが出てきた時、差を表現出来ないからで
兎に角「良い点が出難い順番だよね」とみんなに言われる。言われれば最もな話だが、
そうかといって、最初から諦めるわけにはいかない。
(解説:満点は出ないと思うでしょ。満点って意外と出るんです。例えば前年2010年のH山
は4位抜けだったのですが97点もあったんです。1~3位は満点、次点の5位は92点)
中でも1番ショックなコメントをくださったのがF氏(高校時代普門館出場の経験もあり
今も一般バンドでサックスを吹きコンクールにも参加している)は、
「あら、最悪の籤でしたね」と言い切ったw
「やはり最悪ですか?」
「いの1番の籤で県代表になったところは殆ど無いはずですよ」
娘にその会話を話すと
「代表になったところがないことは無いんよ。SもKもいの1番を引いたけど、その年も
ちゃんと中大に抜けてるんだから。ただO先生もN先生も『あの年のことは今でも忘れな
い、しんどかったけど良い思い出だ。だから頑張ったら行けますから大丈夫ですよ』と言
ってくださった」とのこと。
ライバル校の顧問まで「いの1番くじ」に対してコメントをくださるなんてありがたい。
前年は自然気胸で県大会に出場できなかった娘、奈々子(中国大会には出た)。今年は
部長として、舞台の上で発表を待ち、推薦状を受けとる気満々だったのに。
抽選後、数日が経ったある日
「腹が痛い。背中が痛い」と顔をしかめるので「どうした?」と聞くと
「いやね、よっぽどの演奏をせんと県大を抜けれんけえね、H山に何が不足しているのか
ってみんなで話し合ったんよね。そしたら『所さんの吹奏楽の旅』でも、全国の強豪校て
基礎体力をつけるのに腹筋とか背筋とかしてるじゃない。じゃけ、うち等ももっと筋力を
付けなきゃってことになって、昨日から練習前に腹筋50回、背筋50回をノルマにした
んよ。だから腹筋が痛い痛い、足もパンパン」
「いきなり50回か、そりゃ無理じゃろ」
「やったわいね、意地で」
「無理したら自然気胸にまたなるで」
「ほんまよね。相場君も再発しとったしね!」
「じゃろ、先生も『気胸の再発だけは勘弁して欲しい』って言よちゃったけえねw」
自分達で考えて始めた「筋トレ」。まったく今までなかった練習なので、無駄ではない
だろうし、1番くじのおかげで『足らないもの』を子供達だけで考え実行したことは
誉めてあげたい。
が、いきなりは50回は・・・w
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