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ど僕さんの先日の
「勝手によろず相談」を読んで、コメントを書こうとしたのですが
ネタ不足なので、コメントはせず記事のネタにさせてもらうことにしたw
大学生で夏休みだったから40年前。帰省していた私は、朝のワイドショーを観て
いました。番組名は忘れたが当時「家出人の公開捜査」が流行っていましたよね。
記憶力の悪い私が「夏休み」と言い切ったのは「お母さん帰って来て」と訴える
父子の格好がランニング(広島弁で云うポッキリ)だけで、そりゃみすぼらしかっ
たから。TVに出るのにワイシャツも開襟シャツも着ず、親子ともにポッキリ1枚の
いでたちは、生活の困窮を演出するのに十分だった。
そして翌週、その親子がまた出てきてて、アシスタントのアナウンサーが、
「〇〇さん、お母さん見付かりましたよ。まず『何故出て行ったか』お話を聞い
てみましょう」
スタジオに入って来た奥さんに
アナ「〇〇さん、どうして家を出て行ったんですか?」
母親「だって、お給料を全部は家に入れてくれないので、生活が苦しくて・・・」
スタジオの見学者は(TVの前の私も)「そりゃ可哀想に」と云う気持ちで、父親を
見た。
アナ「ご主人、お給料を全部渡していなかったのですか?奥さんは生活できなかった
って言われていますが、そこはどうなんですか?」
父親「はい、申し訳ございません。本当です。でももう今度から全額入れますから」
アナ「奥さん、ご主人もああ言っておられることですし、どうです?家に帰られませ
んか?」
母親「いや、信じられません」
アナ「立ち入ったことをおききしますが、いったいいくらのお給料があって、いくら
を家に入れていたんですか?」
父親「はい、40万の給料のうち、35万しか渡していませんでした」
この一言で、父親が敵だった番組ですが、スタジオの見学者も、こちら側の視聴者も
司会者も、全員が「父親の味方」に変わりましたよ。なにしろその3年後、私の大卒
初任給が総額11万6千円だったのです。手取りは10万を切っていた。その当時の
35万円は、単純に初任給から換算したら、今の60~70万くらいの金額だろう。
アナ「奥さん、親子3人35万円で生活できませんか?」
母親「出来ませんよ!お洋服だって宝石だって買えません」と言うじゃないですか。
よく見れば、父と息子はポッキリ1枚ですが、母親は綺麗なワンピースに指や首に
宝石が目立つ目立つw 一瞬で母親はみんなの敵になりました。
呆れて腹が立った司会者が
「こんな奥さん、出て行ってくれて良かったじゃないですか!」と言わんかったが
みんなそう思って観ていたと思う。
あれ?、書いてみると、そんなに面白くなかったw
日曜のお昼(外食でオムライスなんて40年ぶり?かもw)