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シリーズ「志望動機攻略法」その1 動機はどこからやって来る?

2016-04-17 | 仕事

今回から、志望動機の攻略法について何回かに分けてお伝えしてゆきます。

第一回目は「動機の源」つまり、動機はどこからやって来るの?ということについて書きます。

そもそも「動機」とはなんでしょうか?

辞書によると「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」とあります。また心理学的には「生活体に行動を起こさせ、目標に向かわせる心理的な過程をいう。内的要因と外的要因の相互作用で成立する」と説明されています。

どうでしょうか?これで明確に分かった!!と思う人は、この先は読む必要はありません。

私は、この仕事を始めて改めて「動機とはなんぞや」と疑問を持ち、あれこれと文献を読み、こういった説明を見聞きしても、実はあまりピンと来ませんでした。

分かったことは、この「動機」という単語をめぐっては、これまで偉い人や普通の人、アーティストやアスリートと、実に多くの人たちがあれこれ考えている言葉だなぁ~といったところです。それはまるで「コミュニケーション」という言葉のように十人十色です。

私の行きついた答えは、「動機とはなんぞや」という考え方をすること自体が闇の入り口だということです。

それはつまり、動機とは・・・と考え始めた瞬間に、意識が「過去」に繋がるということに気が付いたからです。

通常は「(志望)動機」を考える場合、ほぼ全員が無意識のうちに「過去・現在・未来」という時の流れで考えようとします。

スタートを過去にすると、だいたいの場合、視野が狭くなるのです。

自分のして来た経験という枠が自動的にはめられてしまい、そこから広がらないし、外に出られなくなる。でも深く考えているうちに、やがて自分を責め始め、自己嫌悪の波にのまれて「あ~なんて、自分は出来ない子なの~!」って勝手に決めつけてしまう。

これは、志望動機や自己分析に苦戦して相談に来る就活生によくある現象です。

 

実は、動機は未来からやって来るのです。

未来の自分がどんな人になって何をしているのかを明確にイメージできた時、動機も明確になるのです。

未来は誰にも分りません。つまり可能性だらけ、言った者勝ち、枠などないし、答えもない。つまり自由です。

私が考案した自己分析ワークショップの中でも、「未来が大切」とよく言いますが、ほとんどの人は「できそうなこと」というのが限界のようで、過去からの自分という枠からなかなか出ることが出来ません。実は、私も含めて大人たちも同じです。

ですが、動機を考えるなら、過去ではなく未来に意識を向けましょう。

難しくても、出来なくても、せめて空想や妄想でもいいから「こうなりたい」とか「これがしたい」という人になって欲しいと、私は説に願っています。

多くの起業家や人材育成に携わる人が一番嫌う言葉は「どうせ無理」です。私もこの言葉は使って欲しくありません。就活生なら尚更です。

貴方は将来、どんな人になって、何をしたいですか?

この問いの答えこそ、志望動機の根幹になります。それに「どこで」「どのようにして」と付け加えてゆくのが説明文になるのです。

そして前回、自己PRで紹介した「3段階層の組み立て法」が、その手法の一つです。

是非、未来の自分に心を馳せて、自由なイメージで動機を引き寄せて下さい。

 

 

 

 

 


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