巷では今昭和30年代がレトロとしてブームになっているそうだ。私の育った時代が昔話となってしまった。しかしこと芸術の世界では50年前は「現代」と言うジャンルでくくられる。
1966年に作曲・初演された、ペンデレッキのルカ受難曲は、高校・大学時代に背伸びして現代音楽というジャンルに入れ込んだ時に、シュトックハウゼン、ノーノと言った作曲家にはなじめなかったが、ペンデレッキには自然と入り込めた。
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最近大手のCDメーカーの新譜は少なくなり、つまらない。また再販のCDも所謂名盤シリーズの焼き直しで新鮮味に欠ける。そんな中でタワーレコードの独自企画の廉価盤はすばらしい。私も値段の安さに惹かれいくつかに手を出した。
そんな中での1番のお勧めは小澤とフランス国立管弦楽団の火刑台のジャンヌ・ダルクだ。1989年フランス革命200年記念のパリでのライブ盤だ。
オネゲル大好きの私は、何故このCDが1000 . . . 本文を読む