とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

今夜も夜更かしオペラ トスカ 続編

2011年11月29日 | オペラ
 

昨日、秋葉原のヨドバシへ行った。マンフロット503の雲台が、シグマの120-300のレンズにテレコンをつけると水平バランスがとれなくなったの見て、狭山湖の鳥撮り仲間の常連さんからGITZOのエクストラロングプレートがマンフロット503に利用できることを教わり、Netで調べると会社から近くで値段も安い秋葉のヨドバシに在庫があるというので仕事帰りに寄った。
 秋葉のヨドバシに行くとどうしてもタワレコに寄ってしまう。10月のINTOXICATEを読んでいないことを思い出し、品切れを心配しつつもタワレコを覗いてみるとまだ在庫があった。どうもこれだけをもらって帰るのも気がひけるのだ。内容からして、巷の音楽雑誌に比べ良いのだ。広告ばかりで10年同じ繰り返しの某レコード**より中身が濃いのだ。そんなこともありCD売り場を素通りするには忍びず、結局売り場に入った。バーゲン台に好きなミンシュのLIVE盤ベートーベンの交響曲全曲に手が出そうになったが、CDは買わないとカミサンに誓った手前、じっとこらえた所にブルーレイのトスカが1090円が目に入った。
 正直先に「今夜も夜更かしオペラ トスカ」で述べた如く、トスカはカラスであり、ゲオルギューがあれば足りるが、ライモンディの舞台に興味があったのと、ブルーレイに惹かれ、INTOXICATE代のつもりで購入した。

 さすがライモンディのスカルピアは素晴らしい。当初はヴェローナの野外舞台での声の響きが心配だったが、ベストでは無いが綺麗な録音で聞けた。広い舞台での彼の存在感は他を圧倒していた。
 肝腎の主役トスカのチェドリンスはなんとか合格点は出せるが、モニターでアップされるからこそそれなりの存在感を示せるが、ライモンディと渡り合うには力不足。オーラがない。カヴァラドッシのアルバレスはいただけない。新三大テナーと言われているが、声はともかく歌劇としての演技がだめだ。大根役者そのものだ。でも字幕付きでBDで1090円ならば、「トスカ」がどういうものかを知りたい向きにはおすすめできるかも。むしろサンプラーが付録で付き、140分で付録のほうが長いのだ。しかもヨーロッパの様々なオペラハウスの舞台がかいま見られ、ライマン、シューマンのマイナーな作品、ワグナーのリング、リエンチェとヨーロッパのオペラ演出の現在進行形の姿を知ることが出来面白かった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿