とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

仕事旅 旭川ー札幌ー室蘭 山の思い出追想旅 北海道は右側の座席。

2011年11月13日 | 仕事旅&グルメ
 このところ毎年、2回は北海道へ仕事旅にでている。仕事がなければ、これほど楽しい旅は無いが、仕事が絡むと、これほどきつい旅はない。正直仕事に費やす時間よりも移動に要する時間と費用がこれほどかかる場所もない。
 今回はこれまでに味わったことのない天候に恵まれ、羽田を飛び立つと眼下に日本百名山の数々が望めた。最初の感激は、磐梯山と猪苗代湖の姿だった。空からの眺めは素晴らしかった。ただ時期的に中途半端だったのか、あまり秋の彩りは感じなかった。
 蔵王、吾妻連峰も、雪か火山性の灰なのか白さの識別はつかなかったが、山の姿は素晴らしかった。
 早池峰山、岩手山、八幡平、と窓に釘付だった。下北半島を越え、海上越に日高の山並みが近づき、幌尻山頂が見えたときは40年前の最初で最後の?登頂の感激が思い起こされた。そして夕張山塊、大雪山を眺めての着陸は、出発の遅れも、逆風による遅れも気にならなかったが、訪問先には遅れてしまった。最初が遅れたため、次の札幌でのアポ先にも、遅刻のわびの電話を入れた。何しろ、札幌ー旭川間すら直通は時間2本の特急だけだ。1本遅れるとプラス30分の遅刻となる。しかし夕日に染まる暑寒別岳が見えた。
 札幌での仕事が終わると7時近くになっており、コート無しでは寒かった。
 
 泊まったホテルは「すすきの温泉」付きで正にお風呂は温泉旅館並、Netでの申し込みも最上階のデラックスルームが格安でカーテンを開けると札幌市内の高層ビルが眺められた。

翌朝、札幌駅に荷物を預け、次の訪問地室蘭への切符の手配をするため駅に向った、ホテルで「すすきの豊水」のほうが近いと教わり地下鉄の駅に向かうと繁華街の中に綺麗な水の川が流れ、鴨の群れが三々五々にながれに任せ浮かんでいた。改めて「豊水」の地名を知った。



札幌での仕事を終え、駅に向った。途中の大通り公園も旧県庁の前庭も秋の眺めだが、なぜか色合いが今ひとつ「秋ダ!!!」と叫ぶには盛り上がらない色彩だったが晩秋の寒々とした感じも無く日差しは暖かった。


 昼は少し時間に余裕が出来たので、当初予定していた駅の階段下の「道産蕎麦粉の週替わり蕎麦屋」をパスして、Netで調べたら昔週に3回は通った「ごまそば八雲」の支店が駅地下にあることを知り、そこへ行った。行くと行列ができていて、昔も今も変わらぬ札幌の繁盛蕎麦屋だと思った。
 室蘭へは特急「北斗」の右側の席をとった。後ろの席には韓国の若い女性が座ったが、言葉はわからぬが直ぐにやかましいおしゃべりが始まった、若い女性のおしゃべりは各国共通なのか?苫小牧を過ぎると樽前山の噴煙が登っていた。山の姿も変わりなく美しい山容だった。
 韓国の女性たちは「登別」で降りた。
 東室蘭で10分ほどの待で1両のワンマンカーに乗った。これが室蘭市の現状を物語っている。室蘭の駅前も、商店街もそして前に述べた図書館の姿が街の現状だと知った。
 帰りも新千歳空港まで、特急北斗を利用しようとしたが、なぜか満席だった、やむなく40分のロス時間で次の特急すずらんに乗った。これはどう贔屓目に見ても特急料金は詐欺だと思った。停車駅が多く、その分駅間距離をスピードを上げて計算合わせするために車両の揺れは座っていても尋常な揺れではない。まず本は読めない。まともにコーヒーは危なくて飲めないのを知ってか社内販売はなかった。
 空港に着き、今回は解禁になった鹿肉を札幌で食べられなかった(鹿鍋を食する店を尋ねたが4人前以上と断られた)ので「鹿肉」を土産に帰ろうと思い、探したがなかった。やむなく「松尾ジンギスカン」を土産に買った。シーズンオフのためか、売店が閉鎖改装中が多く、夕食を好物の厚岸産のカキフライと決めていたが、以前の店はなかった。やむなく唯一行列のできていた回転寿司で「道産品」を選んだが、可もなく的な代物で、値段並だった。とても今回は「グルメ旅」のタイトルに値するものには出会えなかった仕事旅だった。帰りのANAは、久しぶりにジャンボに乗った。満席だった。
羽田に着くと雨が降っていた。初めて持参したコートを着た。満員のリムジンで所沢へ、そこからカミサンに迎えを頼み帰宅。風呂から出るといつもどおり日付が変わっていた。正直このところの仕事旅は、仕事の成果が上がらないことも含め「お疲れさん」の旅だ。
 



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