とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズ 神尾真由子 ヴァイオリンリサイタルを聴きに

2016年10月30日 | 所沢ミューズ

 昨日は、久しぶりにブラームスを聴きに所沢ミューズに行った。 だが期待は裏切られた。しかし、これは神尾真由子の問題ではなく、ピアニスト ミロスラフ・ケルテシエフの問題だろう。ブラームスのVnソナタは私の好きな曲のひとつでもあり、思い入れもあるが、ミューズでも下記に上げたMy Blogで述べたように、ブラームスは事あるごとに聴いている。

 それに比較しても神尾のヴァイオリンが著しく劣っていたとはおもわない。今回の演奏にブラームスさが感じられなかった責任はピアノの音だった。とくに3番にある「寂寥感」が微塵も感じられず、ピアノの音色が機械的でいただけなかった。選曲の誤りということか。この二人にはまだ無理なのだろう。今日のプログラム構成ならばプロコフィエフの曲が妥当だったのだろう。私のほうがないものねだりだった。

 ベートーヴェンはブラームスよりはましだったが、良い演奏だったかと問われれば「No」だった。

 今日のコンサートはむしろ休憩後の後半だった。まさに”Remenber Heifetz"だった。ここではピアニストのクルテイシェフも本領発揮し、神業的な神尾の音も素晴らしかった。今日の演奏会は後半で元は十分いただけた。

 

2015年2月15日のBlog 樫本大進 2番

http://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/2c6aaa28f1879c2caa285db28469cea2

2014年12月22日のBlog ダニエル・ゲーテ 全曲

http://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/cb964965141d31b346319b14399a97f3 


私の聴いている演奏あれこれ。

モノラル録音だがBeethovenの全曲とMozartの代表曲が5枚のCDに収められたHaskilファンには必携版。

私の推薦盤。両者の円熟期の演奏が楽しめる。古典派ベートーヴェンがロマン派への端緒がうかがえる、情感あふれる演奏だ。

これまで定番と言われてきた演奏。それだけの聴く価値はあると思う

教科書的な端正な演奏だが、Live録音でありながらその熱気は感じられない。

神童と言われた人の普通の演奏。ただし1931年録音が違和感なく聴けるのが、すごい。

FM東京の放送を、カセットで録音し、当時のパンフが残っていた。両者のCDは1&2番は所持しているが3番はこのカセット録音をPCデジタル化したものだけが手元にあるが、超の付く名演。アファナシェフのピアノも素晴らしい。

 2014音12月22日のBlogを参照してください。

ハイフェッツの思い出

 上記はレーザーディスクだ。晩年のハイフェッツの衰えを知らない技巧が映像として楽しめる。この中では、プロコフィエフの行進曲だけがダブルが、神尾の演奏も遜色なく、素晴らしかった。



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