我が家の裏手の住宅街がガス管工事にともなう道路舗装工事を行うとのことで、紙切れ1枚で我が家のまえが工事車両の駐車場にされた。我が家と関係のないガス工事の騒音を日中聞かされるのはたまらないとこの日は池袋演芸場にでかけた。いつもならば遊びのときは準備運動がてら「しもやまぐち=下山口駅」に山をくだるのだが、あまりの暑さにバスで小手指駅に出た。ちょうど来た電車は「快速横浜中華街」だったが、寄席に行く前に、ジュンク堂、三省堂をのぞこうと思い、練馬駅で池袋行きに乗り換えた。新しくなった三省堂はアウトレットコーナーもあり音楽関係のコーナーも充実して以前のリブロよりは探しやすくなったが、リブロのときの「掘り出し物」を見つけるようなわくわく感はなくなった。
この暑さに演芸場まえで並ぶのは躊躇してタワーレコードで時間をつぶし、開場時間まえ10分に演芸場についた。当然ごとく今日の執りを務める「白鳥」人気で行列は出来ていた。正直私は白鳥を聴くのはこの日が初めだった。むしろ「落語協会」のHPでは白酒が出演となっていたし演芸場の立て看板にも白酒の名前があがっていたが、渡された番組表からは消えていた。
白酒vs白鳥を期待していただけにチョット残念だった。
しかしこの日は初めて聞いたの白鳥落語にはまってしまった。喬太郎落語とは別次元の落語世界だ。しっかりした種本を土台に白鳥独自の物語展開をする世界は本当に笑い転げる楽しいものだだった。当日聞いたのは、ゴッドファーザーのストーリーを下町スーパー三平ストアーを舞台にした、チーズと豆腐のスーパー品台の取り合いを物語としたもので、落語の持つ庶民の生活から生まれる笑いが満載だった。「古典落語」の笑いを現代に伝えることも大事だが現実の世界からの笑いを作り出すことがより大事なことに思うことを教えてくれた「白鳥」落語だった。白鳥落語を三三が取り組んでいることを、INTOXICATEでしった。今度は語りの上手い三三が「白鳥」落語を演じるのを聞きたいものだ。
池袋演芸場の階段を登り地上に出ると熱風が襲ってきて汗が噴出した。35度越えが当たり前になる日本の夏こそが「白鳥落語」を超えたお笑いの世界かも
昭和の時代に首から扇風機をぶら下げて歩く人々がいたら「お笑い芸人」の悪ふざけと思うだろうが、現実は。。。。
かえりは久しぶりにラッシュアワーの電車に乗った。私も首からぶら下げる扇風機が欲しくなった。
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