今朝の冷え込みとは違い狭山湖畔の昼下がりは晴天の青空の下日差しは強く「小春日和」を思わす陽気であった。静かな湖畔に空巣組の縄張りに、大高組若頭貴乃若が一人日差しを楽しんでいる様子だった。
ただその下を木常組の泥蔵が腹をすかせ、青詐欺の食べ残しの鯉を漁っていた。
するといつの間にか、貴乃若を取り囲んでいた空巣組の因縁返しに貴乃若が切れて襲い掛かった。
1発でしとめることはできずに3度目の正直でしとめることはできたものの、未熟さゆえに、湖水に落とすことはできず、暴れる空巣組の若衆を何とかしとめたそのとき、魚料理に飽きてヤブ影で様子を伺っていた泥蔵が突如背後から貴乃若を襲ってきた。
間一髪で貴乃若は難を逃れたが、苦労して、得た今日の上がりはすべて泥蔵に奪われてしまった。 ----完-------
狭山湖畔の仁義なき闘は、ますます激しさをむかえることであろう。
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