先日仕事帰りにIntoxicateが読みたくてタワレコに寄った。電車の中でIntoxicateのページをめくると小松亮太、三浦一馬の二人のバンドネオン奏者の記事が載っていた。今年がピアソラ生誕90年、来年が没後20年に当たるため、ピアソラの曲に挑んだCDの話だった。
私がピアソラを知ったのは正に偶然だった。カトリーヌ・ソバージュもバルバラも出会いは同じだった。
ピアソラを知るまでは、バンドネオンもタンゴも耳にシたことはあっても、意識して聴いたことはなかった。NHKの放送は前年に来日したミルバの放送が視聴率が稼げたのか、翌年の来日も「ミルバ&ピアソラ」のタイトルで放映した。私は東京オリンピックの時に流行った「ウナセラディ東京」の歌手がおばさんになって何を歌うのか前年同様にミュージカルのヒットナンバーでも歌うのかぐらいの気持ちで、取り敢えず録画でもしておこうと軽い気持ちだった。
NHKで放送された1988年6月26日 中野サンプラザでのコンサートをVTRに録画しそれを観たときは衝撃だった。
1992年彼は死んだ。それと共にアストラの曲がTVコマーシャルに流れるようになった。もっとアストラを知りたくなった。
彼の生い立ちを追ったドキュメンタリーとコンサートの模様を収めたDVDが出た。即買い求めたが、NHKの録画ほどの衝撃はなかった。演奏もNHKが勝る。その後NHKの録画をDVDに焼き直しピアソラでは一番良く聞いている。取りダメしたVTRをDVDに焼き直したのはミンシュの来日演奏会のベートーベンの英雄についで2番目だった。それぐらいこの録画は衝撃を受けた。
その後様々なピアソラの音楽がメディアに出たが、私が所持しているのは
1983/10/13ルガーノでの演奏会のLIVE録音。これはサンプラザ並に素晴らしい。曲目がどれもすばらしい。
10枚1000円でのセットを、安さにつられて購入。録音状態にむらはあるものの、値段を考えればお買い得。
本屋の安売りCDだったが当時としては「正規録音」のものだが、サンプラザ、ルガーノのようなLiveの空気は伝わって来ない。
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