とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

花粉飛ぶ狭山湖へ、わざわざ出かけてきたが?

2015年03月13日 | 狭山丘陵

 私は昭和50年に勤務先の札幌から東京に戻った時に原因不明の鼻水・くしゃみに悩まされ、勤務先の診療所に駆け込んだが、「単なる風邪です」と山のような薬を渡されたが、一向に好転されず、やむなく同僚のアドバイスで近くの新聞社の診療所に駆け込んだ。ここの診療所は、一応の診療科目がそろい、最初の診察した内科の医者が、判断付かず、すぐに眼科、耳鼻科の医者を呼びだし、我が前で真剣な議論をして、下された病名が「日光病」というもので、「日光街道沿いの杉並木で最近発生している地域病だ」との説明を受けた。ただ、私が日光街道には縁がなく、しかも3年間杉林のない北海道暮らしをしていたことで、途中の議論が進まず、結局病状から下した結論とのことだった。以来40年間日光病は花粉症と呼ばれるようになり、根治薬が開発されないまま、毎年多額の薬代とテッシュ代を負担して今日に至っている。しかし最近、「年を取ればかからなくなる」との俗説を期待していたが、それとは逆に年々早まり終息が遅れ期間が長くなったと思え、5000円を負担してアレルギー検査を受けてみた。結果は主体は「杉花粉」で「ヒノキ花粉」が付属しておりその他のブタクサ等イネ科類はなかった。そんなわけで、スギ林に覆われた狭山丘陵へは足が遠のくのだが、季節の変わり目こそが狭山湖に珍鳥が渡りの通過に立ち寄ることがあり、「毎日が日曜日」のものだけが味わえる特権を期待して昨日出かけてみた。

 しかし結果は強風で、花粉の飛散は半端ではなく、早々に耐えられず「涙ポロポロ、鼻水タラタラ」の悲惨な結果で退却してきた。

 ツグミが狭山湖では早くに来て最後までいるのだが、なぜわざわざ、危険を冒してまでシベリヤに戻るのか、彼らの食生活を思えば不思議でならない。むしろヒヨドリのようにいついてしまう方のが進化論的と思うのだが。そういえばツグミの仲間のシロハラにしても、同様だ。狭山湖にはマガモ、コガモが占領していたが、これとても、なぜ渡りをするのか疑問の一つだ。

 

シロハラシメ カワラヒワ 

 



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