仕事をやめ無職となっての初めての年末年始、母親を見送っての初めてのことで、年賀状も早々と欠礼挨拶を出し年末年始の挨拶なしの正月を迎えた。そんなことから、正月気分もなしにここ数年大掃除らしいこともせずにいたことから、年末は大掃除の明け暮れ、それでも空き家の実家のほうまでは手が回らず、我が家だけでも何とか格好はつけた。
新年を向かえ娘が戻り久しぶりに家族水入らずの何も無い正月を迎えたが、それだけで、後はこれまでの大学選手権の録画を見て、今日の準決勝を久しぶりにNHKで見た。(もっともJsportsはなぜか生中継なし)。
正直私の予想は帝京、早大、筑波、明治だったが、慶応が大学選手権に入ってがんばった。明治にはここ1番のときのリーダー不足が最後の最後まで響いた。それにしても対抗戦から、慶応は良くぞ大学選手権に入って立ち直った。チームのまとまりがすばらしく、試合での意思統一がしっかりできていたのは見事だった。
準決勝早稲田29vs11筑波
実力は紙一重だった、筑波で悔やまれるのは後半の前半、圧倒的に早大陣に攻め込みながらトライ認定を受けられ無かったことだろう。これが認定されていれば、流れは完全に筑波になった。もっともそれをさせなかった、早稲田の守りをほめるべきかもしれないが、TV画面では認定は微妙だった。また攻め込んではこぼれだまを蹴られ逆襲を受け、スクラムトライで流れは早大になった。早稲田の勝因はセットプレイにあったと言うより、ラインと言いスクラムと言い、筑波にもう少し工夫がしかるべきだっただろう。それにしても両者ともにレベルの高い試合だった。
早稲田はフォワード、バックスの一体の動きはすばらしいが、9-10番で試合を組み立てられない、試合を建て直しできない弱さが目立つ。中途半端なキック、責める方向の決断が遅いなど再三攻めながら9-10番の判断でチャンスをつぶしている。これが決勝戦での課題だろう
帝京46vs14慶応
正直慶応の大健闘だった。後半は選手層の薄さがもろに出て、崩れたが前半の試合振りからは対抗戦で惨敗したチームがここまでやるかと思った。慶応の繋ぐラビビーの徹し方が、ステージ2からすばらしかった。ただ、帝京大の修正能力はそれを上回っていた。この試合での修正能力、控えの選手の意識の高さを見ると5連覇が見えてくる。早稲田が阻止するには、敵陣に入るプロセスとして正確なキック力とセットプレイで帝京を圧倒できるかだ。個々の選手の身体能力では帝京が勝るし、前に出る圧力は帝京のバックスに分がある。
それにしても久しぶりにラグビーが楽しめる。12日が待たれる。
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