とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズで聴く 佐藤俊介のバッハのパルティータ 

2011年04月30日 | 所沢ミューズ


 3月は震災もあって、コンサートどころではなかったが、昨日今年の所沢ミューズの企画コンサート「バッハと出会う至福の時」の第1弾 佐藤俊介のコンサートに行った。入場の際に配られたパンフにこのシリーズの目玉とも言うべきヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレの6月の公演が中止と知らされた。この公演を期待しすでにチケットは入手していただけに残念だ。
 震災の影響よりは福島原発か?
 ミューズのコンサートは15時開始のマチネーコンサートが主体なのだがこの日は19時開始だった。キューブホールは客席345席のこじんまりしたホールでバッハの無伴奏には最適だ。しかし小学生とおぼしき子供も少なからずおり、やはりミューズはマチネーが良いと思う。

J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 第2番 イ短調 BWV 1003
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
 第2番 ニ短調 BWV 1004
 第3番 ホ長調 BWV 1006

 演奏は、若いエネルギーを目一杯ぶつけて、若さ弾ける演奏というより技巧冴え渡る切れ味鋭いバッハだった。車を高速で飛ばしたような爽快感を感じた。



 正直、この曲は学生時代に大枚をはたいて購入したシェリングのLP以来、シェリングの演奏がCDになっても好きだが、バッハのアプローチは多面的で今日のバッハはこれはこれで素敵だった。むしろ夜寝るときに聞いているマルツィのバッハに対して、この日のバッハは目覚めのバッハだった。





 


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