とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

仕事旅 静岡ー浜松 西武線の事故で疲れきった帰宅

2011年04月29日 | 仕事旅&グルメ
 正直静岡ー浜松の出張は好きだ。転勤で3年間過ごし、長男は静岡で生まれ静岡は地縁もあり、蕎麦、桜えび、しらすとB級グルメとしては好物もあり、日帰り出張には最適だ。

長男の出生届を出した、静岡市役所。

昼時間に訪問先が近いことから浅間神社まで行ってみた。


静岡の大岩にあった社宅で暮らしていたときに、まだオシメの取れなかった長女の遊び場所と自身の散歩コースに自転車で臨済寺ー城北公園(当時は静岡大学跡地)ー浅間神社は定番コースだった。
 平日のお昼時とあって人影はまばらで静寂の中の木漏れ日が気持ち良かった。
 しかし訪問先での話は、震災の影響の厳しい内容だった。伊豆・富士・浜名湖の観光地はゴールデンウィークの観光客のキャンセルで悲鳴が上がり、浜松まつりも中止となり、気勢は上がらなかった。


静岡での昼飯は駅前地下の鐘庵の駿河丼+蕎麦セットが定番となった。いささかマンネリ化したが、まだこれを超える食材が見当たらない。
蕎麦・桜えび・しらすを使った定食は他に無いのだろうか。
帰りは浜松で新幹線の時間待が出来たので駅ビルの中の「沼津港 魚河岸」に入った。チェーン店だが時間の制約から選んだが、メニューに浜松バージョンがほしかった。穴子の代わりにうなぎとか、少なくとも生しらす、生桜海老は欲しい。最近思うのは過当競争からなのか、やたら寿司ネタを大きくして、一口サイズで食べられない寿司屋ばかりになってきているのはおかしいと思う。寿司本来の持ち味は、時間節約の一口でいろんな味を楽しめ、その日の懐具合で量も、金額も調節できる点なのだが、原点を生かした店が少なくなってきたと思う。

 名古屋ー浜松間での土産は、豊橋のチクワが私の定番だ。しかもヤマサに限る。子供の頃隣に住んでいたおばさんの実家が豊橋で、良くお土産にいただき、チクワは豊橋と刷り込まれた。事実旨いと思う。
 ただ浜松の話を聴いたことから少しでも浜松のためにと又一庵のお茶芽(皮がお茶味のどらやき)ときんつばを買った。
どらやきは浅草、亀十、きんつばは満願堂の芋きんに勝るものなしが持論。家に帰り封を切ると浜松でなく、磐田の名物だった。
値段を考慮すれば妥当な味。でも浜松土産がうなぎパイに変わるのがしらすパイでは寂しい。ガンバレ浜松。


 1時間半で東京着。池袋に着くと踏切事故で駅は大混雑。しばらくしてホームアナウンスは復旧は九時頃になるとのこと。時計を見るとあと20分待。荷物もありめんどくさいのでホームのベンチで待つ。9時になると再びアナウンス。「復旧に遅れが生じました。長引く模様です。振替乗車券を発行してますので、有楽町線で練馬駅経由で所沢方面方はご利用ください」との放送。そしてすぐに再放送「有楽町線は場合により乗り入れ運転を中止することに成りますのでご了承ください」
 東電の原発対応と同じ。情報管理が出来ていない典型だろう。この矛盾した情報伝達は何を指示しているのだろう。しかも振替乗車券を求める人の列はハンパでなく。有楽町線のホームは入場制限をする始末。
 責任者不在・現場での対応力不足。中間管理職抜きの人事のフラット化を進め、現場での管理能力が失われた結果だろう。
 朝も乗った電車の乗客が倒れ、乗客同士で非常ベルで車掌を呼び、次の駅で下ろしたが駅員が対応にオロロして電車が停車したママだった。危うく新幹線に乗り遅れるところだった。非常時の対応は現場力がもろに出る。最近のマニュアル化人間教育は、応用力を摘みとり、マニュアル外のことに対応ができなくなっている。
 結局自分の判断で動くしかないと山手線で高田の馬場に出て新宿線経由で帰宅。結局東京ー小手指3時間の旅となった。
 とにかく疲れた仕事旅だった。


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