とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

都知事選が終わって。

2016年08月01日 | Weblog

 昨日は都知事選の投票日だった。、埼玉県民の私にはかかわりのないことなのだが、正直埼玉県知事の名前も知らないほどの埼玉県人だが、都知事選は興味を持った。オランダ1国を凌駕する人口と経済力を有する東京のトップが選ばれることと、参議院選挙後の選挙だけに、その結果は興味を持った。そんなことで8時にNHKTVのスイッチを入れると、開票率1%で当確が小池ゆりこ氏についていた。小池500、増田350鳥越100票となっていた。おそらく各マスコミは、参議院選挙で予行練習ができた、出口調査を準備万端で都知事選に応用したのだろう。

 その結果開票率の1%ではなく投票締め切り時点前に小池当選はゆるぎなかったのだろう。今度の都知事選はいわば100m競争で50m時点で競争相手が転倒した選挙だった。いかに政党政治がだめになった証だろう。何もこれは日本だけの問題ではないだろう。英国のEU離脱の国民投票といい、アメリカのトランプ出現といい、今までの政治の枠組みが壊れてきた証だろう。またマスコミの影響力よりもインターネットを介在した情報のほうが力を持つていることの証でもあろう。このことは今後の選挙を一人の政治家が、多様な価値観を束ねるだけの度量も能力も、持ち得なくなってきた証でもあろう。

 今後の選挙は、多かれ少なかれ、いわば1本の舞台を作るがごとく、優れた脚本家が政策を描き、候補者が演技のできる役者で、大道具、小道具、が必要となる時代に変わったことが改めて認識された。このことはまさにアメリカの大統領選挙が「政治ショー」なのだが、それが今度の都知事選ではそのミニミニ盤が演じられたようだ。その出来が小池氏がダントツだったことを、選挙後You Tubeを見て納得した。

 その際You tubeをさらっていた時に気になる、画面に出会った。もと自民党の中枢にいた人物と、元共産党の内部にいたものがコラボして一泡沫候補(=供託金没収候補)として選挙戦に参加したことだ。、何を意味しているのかが、私自身、正直整理できないでいる。

 彼らの言っていることが正しいとするならば、既に新聞の役割がNetに代替され存在価値が低下する中で、真実すら伝えられない、チラシ広告に甘じているマスコミに、天下国家を論じる資格はなくなった。(すでに3.11時点で消滅しているが?)

 ただネット情報の怖さは、「アラブの春」を生んだが「IS」も生んだ。私が見るYou tubeは落語と音楽はありがたいが、政治に関してはあまりにも稚拙な他国批判と感情論が多すぎるのだが、若い人たちが得る情報が、ここからが主体となると、学校教育の質が問われることになる。もう爺ジーの出る幕はなくなった。ただ言えることは「なぜヒットラーが生まれたか?」を学校教育で学ぶことは絶対必要だと思う。

(参考)

【2016都知事選】山口敏夫候補者応援演説 篠原常一郎 1/2

https://www.youtube.com/watch?v=W9uCHJNkUys

 



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