トトロの森からSOS

個人的な趣味の世界に他人様を巻き込むことはしたくは無いが、だからと言って見過ごせない問題が発生しました。ごみの問題です。ごみの処分場が出来ると聞いて喜ぶ人は、「住宅地」にならない土地を高値で売り抜けることの出来た地主さんだけでしょう。だから行政当局は、秘密裏に事をすすめ既成事実化をはかるのです。
今回明るみに出たのは、全国の人からの募金で里山の保護がされたトトロ基金の1号地隣接の地にごみの最終処分場の建設計画が持ち上がりました。狭山丘陵は東京都側と埼玉県側での行政の意識の開きの落差に驚く程です。首都圏に残された自然の宝庫に東京都は民有地の買い上げで自然保護を図って行く姿勢なのに、埼玉側は残土処理場、建設廃材置き場、挙句に行政自ら自然の宝庫である谷戸を無価値な土地と決めつけ「ごみの最終処分場」にする始末です。
私の仲間たちは、オオタカを守り、田んぼを復活させて蛍の飛ぶ夜をよみがえらせました。狭山丘陵にはサンコウチョウが子育てに毎年訪れ、サシバが秋晴れの空に集団で南方に戻る集合地としての豊かな自然が残されています。
この自然を求めて東京から移住した私にとっては、石原都知事は好きになれませんが、所沢市を東京都に編入する運動を起こしたい思いになります。プールの杜撰な管理と言い、今度のごみ処分場といい民主党の県知事さんなのに、小泉張りの民営化がクローズアップされて、肝心の「人間」が置き去りにされた行政に変わりました。何か変な世の中になりそうです。