暮れに、2016年は日本でいえばクラウディオ・アバドの三回忌になるんだと思いながら、アバドのDVDを集中的に見ていたのだが、年を越したらピエール・ブーレーズの訃報を知りアバドを中止してこのところはブーレーズのDVDを観ている。
しかしアバドDVDの中に1997年のベルリンフィルジルベスターコンサートのテーマがカルメンで、ギム・シャハムのヴァイオリンでのカルメン幻想曲があった。
11日にミューズの会員登録と、会員特典のチケットを買いに行ったら、MUSE ニューイヤーコンサートの当日売りのチケットがあり(ただし当日売りにはMUSEの会員特典は適用外だった)神尾真由子が「カルメン幻想曲」を弾くとのことで、購入した。航空公園の蝋梅が満開だった
世界最高のマンネリコンサートとしてウィーンのNew Year Concertは有名だが、かつては私にとってもNHKの衛星中継による同時放送を観て新年を迎えたが、ここ何年かは、このマンネリ番組にはついていけずに見ていない。ウィーンの歴史には比べる比ではないが年末の第九ほどではないにしても所沢ではMUSEのNew Year Concertも有名なのだ。しかし私は所沢に越してきて以来1度も聴きに行ったことがないのだ。何しろ、毎年「新世界」と皇帝orチャイコorショパンのプログラムを聴き続ける勇気はないのだ。だが今年はギネスものの記録が中村弘子氏の病気療養のために中断してしまったことは残念でならない。このコンサートは30万人都市の所沢が世界に誇れる記録が途絶えたことでもある。
今日はプレコンサートが行われ、所沢出身の楽団のハーピストのお披露目演奏会でもあり、ハープとフルートでの新春にふさわしい「春の海」が演奏された。
青きドナウで始まり、最後がラデツキー行進曲の会場の手拍子で終わるコンサートは所沢市の正月風景なのだろう。その姿を初めて知り、私も「やっと所沢市民の仲間入り」をしたのだとの思いがわいた?。
今日のコンサートはやはり「カルメン幻想曲」に尽きる。彼女の音色は素晴らしい。私のミューズの指定席の天井桟敷にそれこそ響き渡る音色に文句のつけようがない出来だった。ジルベスターのカルメンより素晴らしかった。しいて注文するならば、この曲を弾くときには真っ赤なドレスにしてほしかった。
コンサートが終わり会場を去る時に、新春「お年玉」として茶菓子をいただいた。私にとってお土産付きのコンサートは初めての経験だった。だからいうわけではないが「おいしいお菓子=どら焼き風」だった。
12日は、5時半起床で6時19分のバスに乗り、電車の中で睡眠するべく小手指始発に並んで乗った。癌研有明病院には途中、乗客のトラブルで遅れ(社内放送では乗客の汚物処理とのことだが?=たぶん電車酔いだろう。何しろこの日の電車の運転はひどく荒っぽい運転だった。相互乗り入れの弊害で不慣れな車両の運転だったのか?新米の運転手だったのだろう)、予定した時間の15分遅れで病院に着いた。8時20分での採血検査の順番は21番だった。この時間で21番は早い番号だった。たぶん氷雨の中の通院を断念した人がいたのだろう。 それでも先生の診察時間は1時間遅れだった、しかし今日はホルモン注射をして病院を午前中に出られたのだ。でも外はまだ雨がぱらつき寒かった。当初は神田明神に初詣でしてお守りを買いそのあと神田のスポーツ店を覗きバーゲン品のアウターを買うつもりだったが、真直ぐに池袋に出てJRで2月の同窓会旅行の新幹線の切符を買い、すぐに地下街の立ち食い「さくら寿司」で「年金者グルメ」ランチ盛り1080円を食べる。そのあと地下道を通り好日山荘、L-Breath、丸井、西武の各アウトドアー売り場を覗いたが、サイズ切れ、色切れで欲しかったものは買えなかった。どこも昨日から冷え込んむとの天気予報で結構品物が動いたとのことだった。残念でした。
残された選択肢はバーゲンのバーゲン「ロンドンスポーツ」だけか?
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