このところ自身の花粉症の悪化と、家族の健康トラブルで、鳥撮り散歩にも出れずに、家で先日亡くなられた偉大なバス歌手クルト・モル氏の追憶に耽ろうと思っていたが、TVでの「自民党新喜劇」がばかばかしくもあり、登場人物があまりにも漫画チックな個性に引き込まれ時間の浪費をしてしまった。それにしても次から次に出てくるものだ。
そこで一句
公人と私人を別ける二枚舌 自己管理出来ぬ大臣 危機管理 公人の私もスキーに連れてって 校長もばれてしまえば不名誉か? カゴ池や、買えず飛び出す文春砲 この辺で止まらなくなるので閑話休題。
大曲(現大仙市)でのクルト・モルのコンサートが終わってしばらくしてから、Oさんから下記のCDをいただいた。ハルモニア・ムンディ フランス盤のロマンテイック・ヂュエットと題されたCDで、大曲でのOさん方がプロデュースされたコンサートに関わった、ブリギッテ・ファスベンダー(メゾソプラノ)、クルト・モル(バス)、小松英典(バリトン)、そして伴奏を務めたコルト・ガーベンによる、メンデルスゾーン、アントン・ルービンステイン、リスト、コルネリウス、シューマン、ブラームスといったロマン派の作曲家の、デユエット集だ。
バスとバリトン、メゾとバリトンといったハーモニーが、高音部の華やかさはないが、それこそ落ち着いた安心感ををもたらす響きが、精神安定剤のように体に伝わる気持ちよさを味わえる。私にとっては、私の所持するコレクション音源の空白地帯を埋める貴重なCDだ。なおこのCDは”avcc le soutien de S.O et de H.N" とのOさんと日本人お二人のスポンサーで製作された貴重なCDだ。光の当たらぬ名曲を日本人の手でよみがえらしたことに感謝するとともに、それこそOさんに出会えたことに感謝の気持ちが、今も秋田の思い出として残っている。
私のクルト・モルの歌曲、アリア集は下記に二枚だ。バス歌手の単独のCDはあまりにも少ないが、この二枚はどちらも素晴らしい。
オペラのアリア集好きなブラームスの歌曲集、手持ちのフィシャー・ディスカウとは一味違ったバスの響きの深さを感じる
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