とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

{ほんとうの環境問題」と題された講演会?を聞きに

2016年01月27日 | Weblog

 先日田んぼの会のおりに下記のチラシをいただいた。ラグビー中継と音楽関係以外はあまりTVを観ていないので「ホンマでっか!?TV」でおなじみと言われても、知らない人だか、紹介欄の著書に「構造主義生物学とは何か」が上げられていた。構造主義を接頭語に付ければ良いとは思わぬが、この人も我が青春時期にレビストロースを読んでたのかとの思いが(もっとも私は翻訳本だったが)親近感を呼び、出かけようと思った。

今年で5歳?になったエリカが見送ってくれた。

 月末の銀行の野暮用を済ませ下山口駅に向かおうとバス停を通ると、日に何本しかない航空公園駅行きのバスがちょうど来た。コミュニティーバスだが、それは金はないけど暇は余るほどある人向けのバスで、、今回は2度目だが、知らない街を通るので、それはそれで面白いがたどり着くまでの時間を考えると、なぜこの路線なのだという疑問が出る。

 航空公園に出てバスを「航空公園南」で降りると神社があった。 公園に出るとさすが平日だけあって人は少なかった。

 バスの吊りり広告にコミュニティーバスの利用更新の案内が出ており、時間もあることだしと思い更新手続きをなぜか市役所「交通安全課」で行った。昼時になったので市役所食堂にいった。注文したのは「地産地消定食」として今日はおでん定食450円だった。サラリーマン時代によく役所に仕事に出かけ時折利用したり、勤務先が千代田区役所に近いことからも利用したが、この食堂のレベルは値段を考えると非常に低い。そのことは市の職員が一番自覚しているのでは。

 腹ごしらえが済み、会場に向かうと、何か講演会の雰囲気が違う。そして受付で理由が判明した。各自治会ごとの受付所と私のようなメール等個人での申込者の受付は違っており、会場に詰めかけた大部分は地区自治会の動員者だった。そしてはっきりしたのが、市長の挨拶はともかく、その他の挨拶は、中身のないどころか、何の挨拶かもわからぬ時間つぶし、そして最低は来賓紹介、これはまるで選挙よろしくで、与党議員のみで、紹介が終わるや退席した県議はなんなのだ!!!!。

 これで講演会の中身が推測でき、こんなこともあろうかといつでも抜け出る席を確保したが、公演直前に入場してきた一団のために席の移動を命じられ途中退出できぬ場所に追いやられ、1時間聴くことになった。最も「科学」の講演会と錯覚した私がばかだったのだが、パワポでのデータ比較もなく、ただただ面白おかしく眠られない努力をしていたことは認めるが、これは主催者の要請にこたえた結果だろう。講演会というよりは漫談会だろう。その意味では主催者は大成功だ。ちょうど時間も1時間、頃合いもよろしくお開きになった。すぐに私は席をかき分け会場を出た。

 今日の漫談会で印象に残ったのは、「我が母校のトイレがすべてシャワートイレになったこと。そしてゼミを山小屋で行ったところ、汲み取り式のトイレに入れず学生がみな便秘になったこと」だ。半世紀前に受験で最初に母校のトイレに入った時に、汚いトイレの壁一面に様々な落書きがなされ、その仲に、"Ich hunbar der unchi" と「神に見放された者は、自らの手で運をつかめ」を見つけ、大学生になると、トイレの中でも余裕があるんだと妙な感心をしたのを思い出した。

 私の今日の結論はトイレの対比が象徴するように、環境問題の解決は二者択一 の議論ではなく、余裕のある時期(余裕が生み出せる時期に)に、先人が考え続けてきたことを、一つ一つ「やってみなはれ」の精神でトライ&エラーをくりかえすことだろう。声高に政治家がこれが1番と(原子力のように)叫んだときは、疑いを持って阻止するだけの力を持つべきだろう。それが「ほんとうの環境問題」を語る学者?の使命だと思うのですがということだった。

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