とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

知床 二泊三日の鳥撮り旅。その2

2019年10月28日 | 大学のクラス会

 10月24日、朝食も夕食に劣らないバイキング。貧乏人根性丸出しで、いつものカミさんからの食事制限監視の目が届かぬゆえに、朝からカロリーオーバーの食事。

 8:30ホテル発、ネイチャーガイドの案内で知床五湖の探索だったのだが、今年は例年以上に熊の路上出没が多発しているため知床五湖はクマ対策の完備した1湖を除き立ち入り禁止となり取りやめ、急遽プユニ岬周辺とクマ対策の取られている知床1湖の周遊となり知床自然センターにバスで向かった。がその途中で、添乗員さんに電話連絡が入り、午後に予定していた、ある意味今回の旅行の売りでもあったウトロ港からの「知床半島紅葉クルーズ」が低気圧通過に伴う高波で全便欠航の知らせが入った。普段の私自身の不徳の結果か、今次旅行の謳い文句がすべて中止となった。

 この時、ツアーガイドの力量が試されるのだろう。とりあえずの行き先は、ネイチャーガイドの事務所でもある知床自然センター事務所の周辺の探索となった。半世紀前に学生時代に訪れた時にはその周辺は、開拓民の住居が点在し、林と畑の混在するところで観光地とは程遠い場所だった。半世紀の自然の営みは、人工植林の暴風雨除けの林と知床の固有種が混在する林に変貌を遂げ、かつての畑は知床の草原に変貌を遂げていた。

 灯台のがけ下に染み出した水が「フレぺの滝」だという。そのあとバスで知床一湖に向かった。途中の岩尾別川にヒグマの親子が鮭取りに来ていた。しかしバスはからは降りられず、車窓からの写真となった。岩尾別温泉の看板を見た時、我が青春時代に3回宿泊した岩尾別のユースホステルが閉鎖されていることを知り、昭和が確実に歴史時代になったことを思い知らされた。

  知床五湖のうち一湖だけが展望デッキを備え、クマ対策が取られていることからバスで一湖に向かった。

一湖からの知床連山

鳥撮り旅の中での唯一撮れた小鳥 ゴジュウガラ

昼飯はウトロに戻り民宿併営の食堂での、知床海鮮丼だった。その間に、ツアコンの方は、今回のツアーハイライトの観光船の欠航の穴埋めプランを練っていた。

何か「今はもう秋、誰もいない海・・・・」的な少しさびれた雰囲気の食堂(食事は前浜産で旨かった)。前浜へ押し寄せる波は欠航の要因となった荒波が押し寄せていた。

 午後からは知床峠に行くことと決まり、観光船の代金が返還されることになった。正直鳥撮り旅としては小鳥はすでに本州への渡りが終わっている時期ゆえに、今度当初予定のコースで夏鳥時期に再訪したいと思った。


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