ワールドカップ2015ロンドン大会目前に行われた、南半球のチャンピオンシップ。今大会がワールドカップがあることからホーム&アウエー方式をとらない変則ではあるが、結果はワラビーズの4年ぶりの優勝となった。
試合は、オールブラックスは、ワールドカップを見据え、長期休養していた司令塔ダン・カーターの慣らし運転を兼ねた試合運びでスタートした。対するワラビーズはこの1戦にかける選手の意気込みが伝わる陣容でスタートした。何しろワールドカップの予選リーグはワラビーズにオールブラックスほどの余裕はない。イングランド、ウエールズとの対戦を強いられるだけに、この試合に勝ってチームのまとまりを強めて敵地に臨む意気込みが、笛と同時に伝わってきた。しかしこの試合のオールブラックスは、何か変だった。なんでもないパスミスが多く選手のモチベーションも感じられない場面が再三見られ、ダン・カーターもPGを2本はずしたのに対して途中出場のSHのニック・ホワイトが45mのPGを決め20-19に逆転。しかも71分にその彼が密集を抜け出してのトライを決め27-19で勝利を決めた。
試合は攻防が激しく入れ替わり、これぞラグビーの巨体が激しくぶつかる迫力満点の試合だった。オールブラックスのフォワード、7番マコウも8番キアランリードも血だらけになる激しい試合だったが、あまりにもつまらないミスが多く出てしまった。これくらいのレベルになると、ミスを犯したチームは負ける。
それにしてもJapanは大丈夫なのか。録画を見直したが、PNCではアメリカ、トンガ、フィジーと負け1勝3負。負け試合はいずれも「ここ1番」がものにできなかった弱さだ。ここでとれば勝利確定のところで取り切れない。ここは絶対に守り切らねばというところで簡単に取られてしまった。形はできても結果が出せないのは課題浮彫なのだが日にちがない。がんばれニッポン、!!!!。
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