とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

ヴェルディー 「仮面舞踏会」 お買い得DVD

2009年08月22日 | オペラ
HMVのバーゲンでトロバトーレと一緒に購入した。以前にNHKで放映されたときにVTRに録画していたが、2200円で手に入るとなると画質、音質を考え購入した。何しろCDの価格で映像が見れるとなるとこの値下げはありがたい。
スタンダード・オペラ20
ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』全曲
ザルツブルク音楽祭 1990年


・ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』全曲
 グスターヴォ三世:プラシド・ドミンゴ
 アンカルストレーム伯爵:レオ・ヌッチ
 アメーリア:ジョセフィーン・バーストゥ
 ウルリカ:フローレンス・クイヴァー
 オスカル:スミ・ジョー、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
 演出:ジョン・シュレシンジャー

 収録:1990年7月28日 ザルツブルク祝祭大劇場
当初予定のカラヤンの死によって急遽ショルティに変わった舞台だが、シュレシンジャーの原作に忠実な舞台つくりは改作されたアメリカ=ボストン版よりも宮廷暗殺劇の豪華舞台が祝祭劇場の広い空間を生かし楽しめる。
ドミンゴ、レオヌッチの心理劇はさすがで、ヴェルディのオペラの中では演技のしめる割合も高く、総合的に満足できるDVDだ。



マリア・カラス(ソプラノ:アメリア)
 ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール:リッカルド)
 エットーレ・バスティアニーニ(バリトン:レナート)
 ジュリエッタ・シミオナート(アルト:ウルリカ)、他
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)

それだけにトロヴァトーレと異なり歌だけではこのオペラのおもしろさは伝わりにくいが、千両役者が揃ったカラス財団の1957/12/7のカラスのミラノ版は緊迫感の伝わる実況録音だが、ただ音質の悪さはいかんともしがたい。

ボストン版による舞台は2001年5月の「ヴェルディ没後100年」記念スカラ座公演をNHKで放映されたVTR録画が手元にあるが、ムーティの棒もリチートラも音楽としては力で押し切りさすがスカラの記念公演だけにそれなりだが、この心理劇の演技にかんしては満足できずトロヴァトーレほどの成功はしていない。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿